世界のトップアスリートが集うパリ五輪。日本はパラリンピックを含めると700人超の代表選手が出場する。国土面積や人口などを考慮すれば、日本は世界有数のスポーツ大国といってもいいだろう。
日本が世界でもスポーツが盛んな国なのだとしたら、一番競技人口が多いのはどのスポーツなのか? その目安として各スポーツの競技団体に登録している人数を比較してみたところ、圧倒的な1位は何と「剣道」だった。だが調べてみると剣道の「全日本剣道連盟」は基本、有段者のみ登録される仕組み。つまり本来の競技人口はもっと多いと考えられるのだ。
将来的な競技人口の目安にもなる中学生の部活動に加盟している人数も確認してみた。これによると男女ともに人気が高いのは「バスケットボール」。パリ五輪でもバスケットボールは男女ともに出場権を獲得しており、注目も高まっている。日本がバスケ大国になるのも夢ではないかもしれない。
競技団体「登録人口」大調査
各競技団体に登録している「登録人口」ランキング※1
中学校の運動部部活人口ランキング※2
取材・文/高山 惠 イラスト/フジノマ
※1 笹川スポーツ財団「中央競技団体現況調査 2022年度調査報告書」
※2 令和5年度 日本中学校体育連盟「加盟校・加盟生徒数調査集計表」