ジープ『ラングラー』
エンジンルームボンネットは車体側面から大きく開く。エンジンは直4、2.0Lガソリンターボ。2000回転あたりからトルクが太くなり5000回転まで使える。
運転席と各種装備中央のタッチスクリーンは12.3インチで全車標準装備。Apple CarPlayはワイヤレスで接続可能になった。インパネは全体的に高め。
シートスペース前席も後席もやや高めの着座位置で床面はほぼフラット。足元も狭くないので大人3人掛けでも十分。後席は可倒式で使い勝手もいい。
ラゲージスペース奥行き、左右幅ともに約100cm。トノカバーは装備されていない。床下にも深さ14cmのサブスペースがある。後扉は写真のように開く。
【 ココがポイント!】短いシフトレバーで2駆と4駆を切り替え最近では古典的ともいえるシフトノブ。長いほうがメインATのシフトでP/R/N/Dの4ポジション。Dからレバーを左に倒すと8速マニュアルモードに。短いレバーは2駆と4駆の切り替え用。
【 ココがポイント!】オープンエアーを楽しめる前席前席のルーフは中央で分かれており左右別々に外すことができる。ルーフの素材はFRP製なので大人1人でも脱着できる。ただし内張りがないので夏は車内も暑くなる。
どららもかなり個性的だが、性格や使い方は全く違う
三菱『トライトン』
[運転性能]2駆、4駆の切り替えだけでなく、路面環境から走行環境に応じて7種類のドライブモードを選べるのは楽しい。19点
[居住性]前後席ともにヘッドスペース、レッグスペースは十分。あえて言うなら後席がリクライニングできないことぐらい。18点
[装備の充実度]走行安全性能は『ランサーエボリューション』や『パジェロ』などの技術を受け継いでおりハイレベル。19点
[デザイン]上級スポーツのGSRと標準仕様のGLSの2種類。オーバーフェンダーや荷台のデカールが不要な人にも対応。18点
[爽快感]トラックに乗るという非日常的な体験だけで爽快感がある。オフロードをスポーツ走行しても余裕がある。19点
[評価点数]93点
ジープ『ラングラー』
[運転性能]ボディーサイズは『トライトン』よりもひと回り以上小さく、車重も150㎏軽い。取り回しの良さではこちらが上。18点
[居住性]天井を含めた内張りが簡素になっているため暑さ対策は重要な項目。アイドリング時の振動も意外と大きい。17点
[装備の充実度]『ラングラー』として初めてパワーシートやサイドカーテンエアバッグ、インフォテインメントなどを導入したのは高評価。18点
[デザイン]サイドステップを外した実車を見るとスリムでカッコいいが、乗降時の不便さのほうが大きい。新しいグリルは好評。19点
[爽快感]現行モデルからの軽快になったハンドリングが印象的だった。2ℓガソリンターボの走りも軽めで心地いい。18点
[評価点数]90点
取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。