「東京セカンドキャリア塾」昨年度プレシニアコースは競争率4倍超
定年が延びて、働きたい人も、働いてほしいと願う企業も増えている今、「東京セカンドキャリア塾」のような講座は、確かに多くの人に求められていると感じます。
実際、この講座はこれまで多くの人が受講を希望しており、「前年度は、プレシニアコース定員180名に対して応募が817名、アクティブシニアコース定員150名に481名の応募がありました」(平岡さん)とのこと。
「対面講座」の募集は、8月、10月、12月の年3回しかありませんので、この機会をお見逃しなく! 塾への参加申し込みは、説明会参加後、面談を経て、最終的に受講者が決定します。
座学のほかに企業見学や職場体験もあり。塾生同士の交流会も人気!
「東京セカンドキャリア塾」では、多彩な講師陣によって、さまざまな視点からセカンドキャリアについて学び、考えることができます。受講当初は「自分には強みなんてない」と思っていた人も、講義を受けていく中で、その人ならではの強みを発見していけるようなカリキュラムが組まれています。
具体的には、「シニア雇用の現状やキャリアアップをどうやって計ったらいいのか」という講義からスタートして、「キャリアから強みを発見する方法」や「発見した強みを客観的に捉えて、どのようにアウトプットしていくか」など、さまざまな知識を学びながら、自身のセカンドキャリアについて考えていきます。
その上で、興味のある「企業見学」や「職場体験」などから、受講者が思い描いたキャリアデザインをよりリアルに体感することもできます。また、希望者は塾が企画する「塾生同士の交流会」にも参加することができ、同世代の同じ思いを抱く人たちとふれあって、意見交換をする機会も設けられています。
「自分のことがわかる」「同世代の異なる価値観を知る」受講者からは多くの反響
これまで講座を受講した人たちからは、さまざまな感想が寄せられています。
●これからの働き方を考える上で、どのくらいの年齢までにどういうことをしたらいいかがわかった。
●意識をしてこなかったが、自分が大事にしてきたことが目に見えてわかり、楽しかった。
●自分の価値観を認知するだけでなく、同世代の異なる価値観を知って世界が広がった。
●自分の知らない自分が存在していることに感動した。
●悩んでいるのは自分だけでなく、同世代のほかの人も悩んでいることがわかり、元気と勇気がわいた。
以上は、寄せられた感想のほんの一部ですが、どれも興味深いですよね。
‶自分の強み〟を知ることでこれまでの人生を肯定できますし、‶自分が本当に求めているもの〟がこの年齢になってわかると希望が湧いてくる気がします。
「プレシニアコース」オンライン講座の申し込みは9月にスタート
なお、55~64歳対象の「プレシニアコース」にはオンライン講座もあり、申し込みの詳細は9月に発表される予定です。開催場所の第1期:新宿、第2期:立川エリア(予定)、第3期:日本橋エリア(予定)への通塾が難しい方は、ぜひ以下のサイトを定期的に確認しましょう。
取材・文/山津京子