10月からスタートする「対面講座」募集は締め切り直近
東京都が主催する「東京セカンドキャリア塾」の2024年度の募集が始まりました。
「東京セカンドキャリア塾」は、セカンドキャリアを考える55歳以上に向けて、東京都が開いている講座です。応募できるのは、都内在住または都内在勤者で、これまで一度も受講していない人が対象。55歳~64歳までの人が参加できる「プレシニアコース」と、65歳以上の人が対象の「アクティブシニアコース」の2コースがあり、受講申し込みをするには、まずは説明会へ参加することが必要です。
「プレシニアコース」第1期の応募締め切りは8月26日(第2期の募集は10月上旬ごろ、第3期の募集は12月上旬ごろの予定)、「アクティブシニアコース」の応募締め切りは9月2日となっているので、興味のある方は速やかに説明会への参加を申し込みましょう。
詳細は以下のサイトでご確認ください。
55歳~64歳まで対象の「プレシニアコース」
65歳以上対象の「アクティブシニアコース」
キャリアデザインを描く講座で、人生をふりかえり‶自分の強み〟を発見
「東京セカンドキャリア塾」がスタートしたのは、今から6年前の2018年。その背景には、‶人生100年時代〟に突入した時代の流れがあります。同塾を担当する東京都 産業労働局 雇用就業部 就業推進課の平岡敬博さんは、塾が生まれた経緯を次のように言います。
「50代以上になると、多くの方が社会や人のために役立ちたいという気持ちが高まる傾向があります。それは、仕事や日常生活の中で、これまでさまざまなたくさんの経験をしてきたことで、人を思いやる気持ちが育まれ、社会における問題点を見る目も養われてくるからではないかと推察されます。
『東京セカンドキャリア塾』は、そんな世代の方たちをターゲットにした講座です。人生100年時代の‶いまを生きる〟55歳以上に向けて、これまでの自分の人生を振り返りながら自身の強みや個性を発見するとともに、今後のキャリアデザインの描き方を学ぶことを目的にしています。
自分のキャリアを振り返ることで見えてくるセカンドキャリアは、人によりさまざまです。ある人にとっては「再就職や転職」かもしれないし、ある人にとっては「起業」という大きな決断になるかもしれない。また、ある人にとっては現在の仕事を続けながらの「兼業や副業」になるかもしれないし、ある人にとっては「ボランティアや地域活動」に目が向くかもしれません。私たちは、今後の人生にはそんなふうにさまざまな選択肢があることを塾生の方たちに知っていただいて、一人ひとりが思い思いのセカンドキャリアを描く、第一歩にしていただきたいと考えています」