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世界恐慌によって明暗が分かれる国の条件は?

2024.08.20

やがて第二次世界大戦が勃発する

第二次世界大戦の勃発はドイツがポーランドに侵攻したことが直接的な要因となりました。

これはポーランドと保証協定を結んでいた為、当初は参戦するつもりのなかったイギリスとフランスが戦わざる得なかったことが背景にあります。

またドイツ側の論理で言えば、第一次世界大戦の敗戦によって、フランスから莫大な賠償金を課せられており、深刻なインフレに直面していたことが挙げられます。

とはいえ、歴史が違えばドイツが戦争をする動機が薄れた可能性すらあります。

なぜならドイツは米国の仲介によって賠償金が減額されており、国内経済が順調に回復していたからです。しかし、こうした努力の最中に運悪く世界恐慌がやってきました。これによりドイツ経済が破綻し、国内で急速に台頭したのがアドルフ・ヒトラー(1889ー1945)のナチスだったのです。

第二次世界大戦後に米ドルが基軸通貨となる

現在の資本主義世界において米ドルは世界の基軸通貨としての地位を固めていますが、実は米ドルがその地位を確立した歴史はまだ浅く、第二次世界大戦を経てからのことです。

こうした飛躍のきっかけのひとつに米国にあった「モンロー主義」からの脱却があります。

これは欧州とただ同盟すればいいという考えからの脱却であり、欧州を旧世界、米国を新世界とする新たな価値観の台頭でもあったのです。

戦後の経済復興と新興国の台頭

第二次世界大戦が終結した後、多くの国々が戦禍からの復興を急務として取り組む中で、特定の国々は経済的に顕著な成長を遂げることができました。その鍵となったのは、アメリカ主導によるマーシャル・プランです。西欧諸国はこの計画に基づき、アメリカからの巨額の資金援助を受けて経済復興を進めました。これにより、イギリスやフランス、ドイツなどの西欧諸国は急速に戦前の水準を取り戻し、さらなる経済成長の基盤を築くことができました。

また日本は朝鮮戦争(1950ー1953)の勃発によって軍需産業が活性化し、経済成長の足掛かりを得ました。その後、日本は高度経済成長期に突入し、世界有数の経済大国として台頭していく足掛かりを得たのです。

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