1億7050万円もするスピーカーの音色とは?東京インターナショナルオーディオショウで聴いたソナス・ファベールのフラッグシップモデル「Suprema」
2024.08.20連載/ゴン川野のPC Audio Lab「2024東京インターナショナルオーディオショウ」
高さ190cm、重さ110kgの超弩級スピーカー降臨
例年10月におこなわれるインターナショナルオーディオショウが今年は7月26日から開催され、世界のハイエンドが東京国際フォーラムに集結した。このショウの常連であれば、数千万円のコンポを見ても、そんなに驚かないと思うが、遂に1億円超えのスピーカーが登場した。
ソナス・ファベール「Suprema」がそびえ立つ
イタリアのソナス・ファベールのフラッグシップモデル「Suprema」は東京国際フォーラムガラス棟4階のノアブースの奥にそびえ立っていた。2本の高さ1905mmのメインキャビネットとその後ろには38cmウーハーをダブルで搭載したサブウーハーが置かれていた。背に高いメインスピーカーは密閉型の4.5Way10スピーカーでミッドウーハーと上下4基のウーハーに挟まれて、スーパーツイーター、ツイーター、カメリア・ミッドレンジが独立したチャンバーに収められている。スピーカーシステムの価格はデュアルサブウーハーで1億7050万円、シングルサブウーハーで1億5400万円となる。
ソナス・ファベール「Suprema」は4.5Way10スピーカーで構成される