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セカンドカーとして所有したくなるレクサスのコンパクト電動SUV「UX300e」

2024.08.17

走行テストの印象は?

 走りを試すためにワインディングへと向かった。「ノーマル」モードでの直進性は、やや重めの操舵力で、切り込みも重め。コーナーでのオンザレール感は小さい。乗り心地は低速時から硬めで、目地の乗りこえは、ドンッという音と振動が入ってくる。高速走行でも、路面のうねりによる上下動が伝わってくる。改良されたというが熟成度はまだ半ばという印象。

「スポーツ」モードでは操舵力の重さはさらに増し、コーナーでのハンドルの戻しも強めになる。ドライバーは選択どおりのスポーツ走行を楽しむことができる。乗り心地は硬く、高速域での路面のうねりに対しての上下動は短くキツめだ。この動きも、スポーツ走行として割り切れば、楽しく、ロングドライブでは、「ノーマル」モードより快適だ。

 近年のレクサス・トヨタ系の新型車はタイヤのチョイスにお金をかける傾向にあるが、「UX300e」も試乗車はミシュラン「プレマシイ3」の225/50R18を装着していた。これが乗り心地と操縦性に好影響を与えているのは間違いない。室内は液晶メーターが12.3インチの大型スクリーンになり、操作系は向上している。車体後部のラゲージスペースは、左右幅が約930mm~1240mm。これはハイブリッドの「UX300h」と同じだが、奥行きは約820mmあり、ハイブリッドより60mmほど広い。

さらに床面とトノカバーの高さも480mmで、ハイブリッドより150mmも高くなっている。床面もハイブリッドはリッド開口部と同じ高さだったが、EVは130mm下に床面がある。さらに床面下にサブトランクがあり、ここに充電ケーブルが収納できる。ラゲージスペースはEVのほうがハイブリッドよりも広い。

 後席の背もたれは4対6で前倒するが、ここは荷台を約50mmの段差ができ、背もたれがやや斜めのラゲージスペースになる。使い勝手としては、EVの荷室のほうがハイブリッドよりも広くなっている。最後にEVの充電や航続距離に関して報告しておこう。「UX300e」は普通充電と急速充電(CHAdeMO)を備えている。航続距離は512km(WLTCモード)と公表されている。試乗車を受けとった時の表示は充電状態100%で、航続距離は450kmだった。この数値だが、EVの航続距離の表示は、それまでの運転の仕方からのデータで算出されている。我々ジヤーナリストが試乗するクルマは大抵、テスト的な走行が多く、当然、アクセルは踏み気味なので、一般走行より数値が低くなる傾向がある。

 充電だが「UX300e」はメーター内に棒グラフで5段階の目盛りで充電状態が表示されている。1目盛り20%。自宅で200V、3kWの充電をしたが、残り20%の状態から100%までの充電時間は19時間10分だった。ちなみに残り20%の状態での可能走行距離は108kmと表示されていたので、余裕はあった。日常の走行ではせいぜい50%以下の電力消費なので、充電時間も一晩あれば十分に満充電できる。

 最新の「UX300e」は実用にはまったく問題のないコンパクトで、上質感のあるクロスオーバーEVといえる。すでにレクサスを所有しているリッチユーザーのセカンドカーとしてもすすめられるクルマだ。

■ 関連情報
https://lexus.jp/models/ux300e/

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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