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屋内でも自然光に近い光源で丁寧に育てられるアイ・アンド・プラスの室内用盆栽育成装置「サイリウム」

2024.08.17

ガーデニングコンテンツ開発などを手がけるアイ・アンド・プラスは、日本盆栽協会 中遠支部と70年以上の伝統を持つ浜松の盆栽園の協力を得て、画期的な室内用盆栽育成装置「サイリウム」を開発。2024年8月2日より販売を開始した。価格は129万8000円(税込)から。その主な特徴は以下のとおり。

現代の盆栽愛好家が抱える大きな課題を解決

盆栽は日光がなければ枯れてしまうが、近年の気候変動に伴い、暑さによる葉焼けや急なスコール、豪雨等の影響により、屋外育成の困難要素が年々増加している。

室内用盆栽育成装置「サイリウム」は、そうした盆栽愛好家が抱える大きな課題を次の方法で解決した。

■自然光に近い盆栽に最適な光源システム

「サイリウム」の光源には、盆栽に最適な光のスペクトルを提供する光源を搭載している。これはアイ・アンド・プラスが静岡大学発ベンチャー企業のプラズマアプリケーションズとの共同研究により開発したもので、令和3年度浜松市新事業挑戦事業費補助金事業にも採択されている。同社では「自然光に近い光を再現し、盆栽の健康的な生育をサポートします」と説明している。

■部屋でそのまま水やりも可能

「サイリウム」は、部屋で水やりが出来る設計で、流れ出す水は下部のタンクに排水される仕組み。水やりのためにその都度盆栽を屋外に出す必要がない。

■美しいデザイン

和の美しさを取り入れたデザインで、フロアー用と和室用の2タイプを用意。当面は完全受注製作で、匠による無垢材仕様や拭き漆などの注文にも対応する。コンパクトなサイズで、限られたスペースでも設置が可能だ。

■日本盆栽協会 中遠支部と浜松の盆栽園の協力で実証実験を実施

「サイリウム」は、日本盆栽協会 中遠支部と70年以上の歴史を誇る盆栽園「盆栽いくま」の協力のもと、実証実験を重ねて商品化された。伝統の知識と現代の技術が融合することで、室内で盆栽の魅力を最大限に引き出す装置が誕生したといえる。

「サイリウム」の製品概要

発売日/ 2024年8月2日
価格/129万8000円(税込)~
タイプ/フロアー用、和室用
サイズ/フロアー用:幅70×奥行き50×高さ175cm、和室用:幅70×奥行き50×高さ150cm
カラー/茶色、黒色

関連情報
https://www.bloomfield.jp/sairium/

構成/清水眞希

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