大東建託は過去最大級の居住満足度調査を行ない、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<福岡県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2024<福岡県版>」として集計。先日、その結果を発表したので、同社リリースを元に概要をお伝えする。
住みここち(駅)トップは5年連続で薬院大通
1位は5年連続で薬院大通、2位は薬院で、トップ2の駅は「住みここち(自治体)」で1位の福岡市中央区に位置する駅となった。いずれも偏差値70台の高い評価を得ている。
3位は福岡市博多区に位置する祇園(地下鉄空港線)で、昨年13位から順位を上げた。
その他トップ10内では、8位に福岡市博多区に位置する呉服町(地下鉄箱崎線)が昨年14位から順位を上げてトップ10入りを果たしている。
■住みここち(自治体)トップは6年連続で福岡市中央区
福岡市中央区が唯一偏差値70台の高い評価を得て、6年連続で1位に輝いた。2位は福岡市西区、3位は福岡市早良区で、トップ3は福岡市の行政区となっている。
トップ10内では、8位に福岡市南区が昨年12位から順位を上げてトップ10入りした。
住みたい街(駅)トップは6年連続で博多
1位は6年連続で福岡市博多区に位置する博多となった。2位は天神A[天神・天神南・西鉄福岡(天神)を統合]、3位は福岡市中央区に位置する薬院で、いずれも4年連続でのランクインだ。
5位には「住みここち(自治体)」で2位の福岡市西区に位置する姪浜(JR筑肥線)が、昨年8位から順位を上げてトップ5入りしている。
■住みたい街(自治体)トップは2年連続で福岡市博多区
1位は福岡市博多区、2位は福岡市中央区で、トップ2は2年連続でのランクイン。3位は東京23区、4位は福岡市東区、5位は2年連続で糸島市。
トップ5のうち3位の東京23区以外は、全て福岡県の自治体という結果になっている。
街の住みここち(駅)ランキング<駅:TOP20、因子別:TOP5>
■駅TOP20
因子別の順位で偏差値が50未満の場合は「-」と表示
・日常利用に便利なスーパーやコンビニなどの充実度に関係する「生活利便性」因子では、北九州市に位置する三ヶ森・香春口三萩野や、福岡市中央区に位置する渡辺通・天神A[天神・天神南・西鉄福岡(天神)を統合]などの評価が高い。トップ2の駅は、偏差値70台の高い評価を得ている。
・「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」「防災」の4因子では、宅地開発が進み閑静な住宅街が広がる北九州市にある今池の評価が高く、いずれも1位となっている。また、「物価家賃」因子では2位の評価を獲得していた。
・トップ20内では、14位に福岡市博多区に位置する東比恵(昨年22位)、15位に福岡市西区に位置する周船寺(昨年42位)、19位に福岡市城南区に位置する茶山(昨年26位)、20位に福岡市東区に位置する千早(昨年27位)が順位を上げてトップ20入りした。
■TOP20外の駅:因子別順位トピックス
因子別の順位で偏差値が50未満の場合は「-」と表示
・生活利便性の1位は三ヶ森(筑豊電気鉄道)、2位は渡辺通(地下鉄七隈線)、3位は西鉄久留米(西鉄天神大牟田線)。
・交通利便性の2位は、馬出九大病院前(地下鉄箱崎線)。
・静かさ治安の2位は香椎神宮(JR香椎線)、3位は三国が丘(西鉄天神大牟田線)。
・物価家賃の1位は七隈(地下鉄七隈線)、3位は福大前(地下鉄七隈線)。
・防災の2位は原田(JR鹿児島本線)、3位は香椎神宮(JR香椎線)。
街の住みここち(自治体)ランキング<自治体:TOP20、因子別:TOP5>
■自治体TOP20
・「住みここち(自治体)」で1位の福岡市中央区は、「交通利便性」「親しみやすさ」「賑わい」の3つの因子で1位の高い評価を得ており、中でも「賑わい」因子は、唯一偏差値70台の極めて高い評価を獲得。「生活利便性」因子では5位となっている。
・日常利用に便利なスーパーやコンビニなどの充実度に関係する「生活利便性」因子では、福岡市に隣接する糟屋郡志免町や春日市、北九州市の中心部である小倉北区や八幡西区などの評価が高くなっている。
・「親しみやすさ」因子では、福岡市の行政区である中央区・西区・早良区・城南区と、福岡市のベッドタウンとして発展している糟屋郡新宮町の評価が高い。
■TOP20外の自治体:因子別順位トピックス
因子別の順位で偏差値が50未満の場合は「-」と表示
・生活利便性の2位は、糟屋郡志免町(かすやぐん しめまち)。
・静かさ治安の2位は京都郡みやこ町、3位は遠賀郡岡垣町(おんがぐん おかがきまち)。
・物価家賃の2位は、遠賀郡水巻町(おんがぐん みずまきまち)。
・防災の1位は、八女郡広川町(やめぐん ひろかわまち)。
調査概要
調査方法/株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収
回答者/福岡県居住の20歳以上の男女、2020年~2024年(一部の回答のみ2019年を追加)合計34,928名を対象に集計。
男女比:男性44.0%:女性56.0%
未既婚:未婚38.9%:既婚61.1% [子ども] なし45.8%:あり54.2%
世代比:20歳代15.7%、30歳代24.1%、40歳代24.4%、50歳代20.4%、60歳代11.6%、70歳代3.8%
調査期間/
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:7422名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:7196名)
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:7032名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:6614名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査(回答者数:6493名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査(回答者数:171名 ※2019年は一部の回答のみ使用)
計3万4928名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/清水眞希