たい焼きに今川焼、おはぎにどら焼きなど、様々な和菓子に含まれるあんこ。あんこには「つぶあん」と「こしあん」があるが、どちらのほうがより多くの人から支持されているのだろうか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、全国の10~60代の男女を対象に、「つぶあん派」か「こしあん派」か、また、好きなあんこのお菓子について意識調査を実施し、その結果を発表した。
全体では「つぶあん派」「こしあん派」が二分する結果に
つぶあん派、こしあん派のどちらかを聞いたところ、全体で「つぶあん派計」は49%、「こしあん派計」は44%となった。やや「つぶあん派計」の割合が高いものの、人気は二分していることがわかった。
なお、「つぶあん派計」は「つぶあん」派と、どちらかといえば「つぶあん」派の合計で、「こしあん派計」は「こしあん」派と、どちらかといえば「こしあん」派の合計となる。
年代別にみると、「つぶあん派計」は、年代が上がるにつれて割合も高くなっている。特に男性の40代以降、女性の50代以降では「つぶあん派計」が半数超となり、60代では男女ともに7割超の高い割合となった。
一方「こしあん派計」は年代が若くなるにつれて割合が高く、10~20代では約6割を占めている。特に、10~20代の女性ではこしあん派の割合が高く、4割前後となった。
グラフにはないが、男性では「つぶあん派計」が5割超、「こしあん派計」が4割超と、「つぶあん派計」の割合がやや高くなっていた。一方女性は「つぶあん派計」と「こしあん派計」がほぼ同率となった。
好きなあんこのお菓子ランキング!3位以降は、男女で違いがみられる
あんこを食べる人に、好きなあんこのお菓子を最大5つまで聞いた。全体1位は「たい焼き」で4割超。60代をのぞき、10~50代でも4割超の高い割合で1位になった。
2位以降は、「今川焼き・大判焼き・回転焼き」「おはぎ・ぼたもち」「どら焼き」「フルーツ大福(いちご大福など)」が3割前後で続く。
男女別にみると、「たい焼き」「今川焼き・大判焼き・回転焼き」が男女ともにTOP2となり、3位以降では違いがみられた。
男性の3位は「どら焼き」。年代によって大きな差はなく、どの年代の男性からも支持されているといえる。女性の3位は「フルーツ大福」で、特に10~20代の女性で4割前後の高い割合となった。好きな和菓子ランキング(※)でも、10~20代の女性で「フルーツ大福」の割合が高く人気となった。
男女ともに4位は「おはぎ・ぼたもち」がランクイン。40代以降で3割超となり、もっとも高いのは60代で約4割だった。
そのほかにも、男性と比べて女性の割合が高かったのは「おしるこ・ぜんざい」「桜餅」「あんバター」となった。特に「桜餅」は、50~60代の女性で3割前後の高い割合だった。「生八つ橋」は、男女ともに10~20代で割合が高くなっていた。
また、ランキング外だが、「あずきアイス・かき氷」は年代が上がるにつれて割合が高くなり、60代男性では2割台後半となった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2024年7月8日~2024年7月10日
有効回収数:5241サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある。
構成/こじへい