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アドビが小中高校向けAdobe Expressの新機能をリリース、教育向けに安全設計された生成AIを搭載

2024.08.14

アドビは2024年8月1日(米国時間)、次世代の成功を支援する「小中高校向けAdobe Express」の最新アップデートを発表した。

小中高校向けAdobe Express は、信頼できる生成AIを搭載し、学校での活用にも安全なように設計されており、使いやすく、グループワークが容易なため、児童生徒の学習意欲とコミュニケーションを向上させることができるという。

また生成AIのAdobe Fireflyによる新機能「テキストからテンプレート生成」はポスター、チラシ、パンフレット制作やオリジナルのぬり絵作成に応用できるため、児童生徒の創造的な表現の機会を広げる。

マルチメディアプレゼンテーションやアニメーションの新しい機能、iPadへの対応は、授業と学習をさらに効果的なものにするのに役立つという。

本稿では、同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

画像はイメージです

学校で安全に使えるように設計された生成AIで授業と学習を強化

小中高校向けAdobe Expressでは、教員と児童生徒の表現力を強化するAI機能がさらに追加された。

<テンプレートの生成(新機能)>
ブックレポートポスターから部活動のチラシまで、児童生徒はテキストプロンプトを使って独自のテンプレートを作成し、他の人と共有することができる。

<ぬり絵の生成(近日公開予定)>
生成AIのプロンプトを使用して、児童生徒はオリジナルのぬり絵を生成し、マルチカラーや装飾ブラシで色づけができる。

<テキスト効果の生成>
児童生徒は、好みのスタイル、テーマ、テクスチャを備えたクリエイティブなグラフィックでテキストを装飾し、作品をより魅力的に仕上げることができる。

<画像生成と生成塗りつぶし>
児童生徒が思い浮かべたものを「画像を生成」機能で簡単に画像化したり、「生成塗りつぶし」機能で画像にコンテンツを挿入、削除、または置き換えたりすることができる。

創造的なスキルを向上させ、授業への参加率を高める

小中高校の教員に対して実施したアドビの調査では、授業にクリエイティブなアクティビティを取り入れているクラスでは、児童生徒の授業参加意欲が82%向上していることがわかった。

小中高校向けAdobe Expressの活用で、アドビ独自の業界最先端のテクノロジーを活用して学習をよりクリエイティブで効果的にできると同時に、授業時間を有意義に使うことができる。主な機能は次のとおり。

<プレゼンテーションの強化(新機能)>
音楽、ビデオ、アニメーション、グラフをプレゼンテーションに追加できるようになった。テンプレートを使用してすぐに制作を開始したり、Adobe Expressの既存のアセットやプロジェクトを数回のクリックでプレゼンテーションに追加したりすることができる。

また、生徒や教師は、Adobe Express を使用して、画像の生成、画像の背景の削除、画像の迅速な編集、調整、フィルターの追加などを行い、優れた Google スライド プレゼンテーションを作成することも可能だ。

<音声でキャラクターを動かす(新機能)>
キャラクターの顔や体を簡単にアニメーション化し、Adobe Expressのプレゼンテーションやビデオなどに組み込むことができる。

<アサインメント(近日公開予定)>
教員が制作プロジェクトを作成し、児童生徒一人ひとりの進捗状況をリアルタイムで追跡し、新しいインタラクティブなダッシュボードを通じてフィードバックをリアルタイムで提供できるようになる。

< Adobe Express iPadアプリ(近日公開予定)>
Adobe Express iPad版で Adobe Firefly の生成AI機能、クイックアクション、プレゼンテーション、グラフを使用できるようになる。

<動画作成>
児童生徒は、優れたテンプレートを使って作業を開始し、動画クリップ、画像、音楽を組み合わせることができる。また、アニメーションを作成したり、あらゆる動画に100以上の言語から字幕を自動的に追加したりすることも可能だ。

< webページ作成>
エッセイやレポート、ニュースレター、校外学習の記録など、簡単なwebページを数回のクリックで作成できる。

< PDFクイックアクション>
教職員は、授業スケジュールやポスター、保護者向けの説明資料など、過去に作成したあらゆるタイプのPDFに対し、テキスト・日付の変更や画像の入れ替えなどの編集を迅速に行い、簡単に再利用できる。

<自動翻訳>
コンテンツの翻訳機能は45言語以上に対応している。

プライバシー保護を備えた責任あるAI

アドビは、自社のAI倫理原則に則り、教室での使用にも安全なように小中高校向けAdobe Expressを設計している。このアプリの特徴は次のとおり。

<適切な生成のためのガードレール機能>
生成AIのプロンプトと出力に対するフィルターやプロトコルなど、適切な結果を得るためのガードレールが備わっており、教室環境での適切な利用をサポートする。

<「ユーザーのデータはユーザーのもの」というプライバシー保護のアプローチ>
アドビは児童生徒や教員が生成したプロジェクトをAIのトレーニングに使用することはない。

<管理者が主導権を握るガバナンス管理>
IT管理者は生成AI機能のオン/オフを切り替えることができる。

<責任あるAIの利用とメディアリテラシーに関するカリキュラム(英語※)>
中高生・大学生向けの、AIの活用とメディアリテラシーについてのカリキュラム。アドビが参加しているCAI(コンテンツ認証イニシアチブ)の活動の一環として、教育の専門家と協力して開発された。
※リンク先がリダイレクトされる場合は地域をEnglishに切り替えます。

<多様なコミュニティを表現する高品質な画像出力>
画像は業界をリードするアドビの生成AIモデルAdobe Fireflyで生成される。

■価格と提供時期

ぬり絵ページ作成と、iPad対応は近日中に公開となる。その他の新機能は、世界中の教員、児童生徒、学校IT管理者、学校、教育委員会ですぐに利用が可能だ。

小中高校向けAdobe Expressのすべての機能、カリキュラム、教員向けトレーニング、教員認定およびバッジは、世界中の小中高校の児童生徒および教職員に無料で提供される。

関連情報
https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html

構成/清水眞希

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