雑穀メーカーのはくばくは、学校が夏休みの期間に働く親が抱える悩みに関する調査を実施。「働く親の約7割が食事準備が負担になっている」などの結果を明らかにした。本稿では、同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
夏休み期間は働く親の約7割が「食事準備が負担になっていた」
「夏休みで学校がお休みの期間、働きながら子どもの食事を準備することを負担に感じるかどうか」聞いたところ、「とても負担に感じる」と回答した人は69.8%となり、7割近くが夏休み期間中の食事準備を負担に感じていることがわかった。
■6割以上の親が「子どもの栄養管理は学校給食に頼っている」
「子どもの栄養管理は日常的に学校に頼っているかどうか」質問をしたところ、61.4%が「給食は栄養を考えられて作られていると思っているため頼っている」と回答。
また、「夏休みの給食がない期間、栄養のある食事を準備できているかどうか」という質問には「仕事が忙しくて全くできていない」が26.9%、「栄養を考えた食事を準備しているつもりだが、不安であるとともに大きな負荷を感じる」人は58.1%となり、85%の親が夏休み期間中、子どもの食事における栄養に不安を抱えていることが判明した。
■夏休みの期間、子どもの約6割は「親ともっと話したい」と思っている
「1日の中で子どもの話をじっくり聞いてコミュニケーションをとる時間」を聞いたところ、「30分~1時間未満」が最多で43.2%、「10分以上~30分未満」が26.0%となり、7割近くの親が、1日のうち子どもとコミュニケーションをとる時間が1時間未満であることがわかった。
また、夏休みの期間、仕事で不在にし、子どもに寂しい思いをさせてしまっていると罪悪感を抱く親は41.2%いる一方、対象者の子どもに対して「夏休みの期間、親ともっと話したい、一緒にいたいと思うかどうか」聞いたところ、64.2%の子どもが「とても思う」と
回答。親子間のコミュニケーションの少なさが浮き彫りになった。
調査概要
調査内容/夏休み期間中の子どもの食事や親子間コミュニケーションに関する意識調査
調査期間/2024/4/19~4/20
調査対象/以下条件を満たす461名:25~49歳男女、小学生の子どもと同居している、既婚の場合は共働き、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のいずれかに在住、アンケート調査の一部で子どもと一緒に回答することに同意している
調査機関/GMOリサーチ
調査手法/インターネット
関連情報
https://www.hakubaku.co.jp/
構成/清水眞希