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ティアックがEsoteric Masteringによるリマスタリングを施したアナログレコード2作品を発売

2024.08.12

ティアックは同社が展開するESOTERICブランドから、「ESOTERIC名盤復刻シリーズ」としてアナログレコード2作品を2024年11月24日より発売を開始する。

Esoteric Masteringとこだわりりのカッティング作業により「アナログ新時代」を告げる作品に

タイトルはマルタ・アルゲリッチとキリル・コンドラシンによるチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」と、ロス・アンヘレスとディスカウをソリストに迎え、クリュイタンスがパリ音楽院管弦を率いたフォーレ「レクイエム」。価格はいずれも6600円(税込)。

ESOTERIC独自の技術を駆使して開発した「Esoteric Mastering」によるリマスタリングと、こだわりり抜いたカッティング作業により、「アナログ新時代」を告げる作品に仕上がったという。

なお販売はESOTERIC正規特約店の独占販売で、主にオーディオ販売店で取り扱う。

■「エソテリック・マスタリング・センター」を社内に設立

音楽芸術を過去から現在、そして未来へ伝えるため、ESOTERICは2022年1月、高音質音楽ソフトを制作するためのラボラトリー「エソテリック・マスタリング・センター」を社内に設立。

マスタリング機材も刷新され。さらに高音質再生への技術とノウハウをすべて投入した独自の「Esoteric Mastering」により、これまで以上に高音質なソフトが制作可能となった。

そして今回、従来のスーパーオーディオCDの制作に加え、新たにアナログレコード・コレクションのリリースを決定。

同社では「デジタル・アナログの垣根を越えてESOTERICの名作コレクションは、音楽愛好家、そしてオーディオファンの全ての皆様にとってこれまで到達できなかったレベルでの、音楽とのより深いふれあい、そして新しい音との出会いを提供して参ります」とコメントしている。

■アナログ芸術への新たな挑戦

音楽の感動を深く掘り下げることに努力を捧げるオーディオファイルにとって、アナログレコードの存在はデジタル時代の現代にあっても決して色褪せるものではない。

今回のアナログレコードは心に沁みわたる感動を求める、そんなオーディオファイルのために企画されたものだ。

まずアナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にてアナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用した。同機はアナログレコード最盛期に西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していないという。

■アナログ・カッティング用マスターの送り出しには、「Esoteric Mastering」の機材を使用

ミキサーズラボ社の協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。

コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込む方式を採用した。

ESOTERIC名盤復刻シリーズ〜今回のラインアップ

■チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
キリル・コンドラシン(指揮)バイエルン放送交響楽団

録音:1980年2月7〜8日 ミュンヘン・ヘラクレスザール
LP初出:Philips 6514 118(1982年)
日本盤初出LP:日本フォノグラム(Philips)20PC2001(1982年6月1日)

1980年2月、ミュンヘンで行われたバイエルン放送交響楽団の定期演奏会で収録。フィリップスから発売されたライブ盤だ。

演奏には聴衆を前にした凄まじい気迫が反映されており、デュナーミク(強弱法)の振り幅は極限まで広められ、音色は極彩色に変化し、次に何が起こるのか予測不可能な即興性にあふれている。

特に第3楽章のクライマックスにおける爆発的な打鍵の凄まじさとコーダにおける圧倒的なスピード感は手に汗握る興奮を巻き起こし、それに反応する聴衆の拍手も収められている。

■フォーレ/レクイエム ニ短調作品48

ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー・ディスカウ(バリトン)
アンリエット・ピュイ・ロジェ(オルガン)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)パリ音楽院管弦楽団、エリザベート・ブラッスール合唱団

録音:1962年2月14〜15日、5月25〜26日、パリ聖ロック教会
LP初出:His Master’s Voice SAN/CANB 107(1963年)
日本盤初出LP:東芝音楽工業(エンジェル) ASC‐5300(1963年9月発売)

1962年に録音されたこのフォーレの「レクイエム」は、クリュイタンスとパリ音楽院管弦楽団一連の録音の中でも、最も評価の高いアルバムであり、1963年に発売されて以来、カタログから一度も消えたことのない定番として聴き継がれている。

特にフォーレ「レクイエム」好きの日本の音楽ファンにとっては、ERATOのミシェル・コルボ盤(1972年録音)と並んで、「レクイエム」の最高の名盤と位置付けられており、同社Super Audio CDハイブリッドシリーズでも2011年に(ESSE-90055)発売されている。

クリュイタンスの死によって1967年に解散したパリ音楽院管弦楽団の美しく古雅な響きを記録した貴重な作品でもある。

<制作スタッフ>

プロデューサー/大間知基彰 (エソテリック・マスタリング・センター)
アソシエイト・プロデューサー/吉田穣 (エソテリック・マスタリング・センター)
リマスタリング・エンジニア/東野真哉 (エソテリック・マスタリング・センター)
リマスター/2024年6月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
アナログレコード・カッティング/北村勝敏 (ミキサーズラボ)

関連情報
https://www.esoteric.jp/jp/support/news/473

構成/清水眞希

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