新発売のホームユーザー向けバッテリー製品
ホームユーザー向けバッテリー製品「ASシリーズ」に、バッテリーハンディバキュームクリーナー、バッテリーヘッジトリマー、バッテリー刈払機の3つの新モデルが登場した。
「バッテリーハンディバキュームクリーナー SEA 20」(2万4200円)はスチール初のバッテリーハンディバキュームクリーナーで、家庭や車内、趣味の場所などちょっとした場所で素早く掃除機をかけたいときに便利。
大容量のダストコンテナを装備し、クラス最高レベルのパワースチールバッテリーは高レベルでの出力が維持されることで吸引力が持続。ダストコンテナの中にはシールフラップが付いており、吸ったゴミが戻ってしまうことを防ぐ。2段式フィルターで洗浄、再利用が可能。フレキシブルホース、隙間ノズル、ユニバーサルノズル、延長ノズル等付属品も豊富で、様々なシーンで活用できる。
「バッテリーヘッジトリマー HSA 30」(2万4200円)は、自宅の庭や生垣など簡単に手入れができるヘッジトリマー。
超軽量(バッテリー含め2.2kg)で、人間工学に基づき、作業時に腕の負担が少ない最適なバランスを追求した設計に。操作ハンドル、スイッチ付きのループハンドルもしっかり握れて操作性も快適。
「バッテリー刈払機 FSA 30」(2万2000円)は、自宅の庭、小規模な庭の手入れに便利な刈払機。バッテリーを含め2.3kgと軽量で、芝生の端や庭の生い茂りの刈込にも最適。
使う人の背丈や用途に合わせて、シャフトの長さ、草刈りヘッドの角度、ハンドルバーが工具なしで調整できる。周囲の環境に合わせてアタッチメントで効率的に作業が可能。
芝生と道路の境目の草が伸びて目立ってきたところなども、先端のヘッドを90度回転させることで縦方向に刈ることもできる。
【AJの読み】ガーデニングにも重宝するホームユーザー向けバッテリー製品
一般的なチェンソーのイメージと言えば、スターターを引っ張って“ブルルン!”とスタートさせるエンジンチェンソーだが、バッテリーチェンソーはスタートスイッチを押すだけで始動し、燃料給油の必要もないため、使い勝手の良さは特段に向上している。
とはいえ、チェンソーはプロが使う道具で一般のユーザーには縁のない道具だが、チェンソーの技術を応用したホームユーザー向けのバッテリー製品ASシリーズは、庭の手入れに重宝するものが多い。記事内で紹介した新製品のほか、「バッテリーヘッジトリマー HSA 26」(1万9800円)、「ガーデンカッター GTA 26」(2万4200円)の5製品を展開している。
スチールでは、様々な啓蒙活動も展開しており、1985年から開始したオリジナルスポーツイベント「STIHL TIMBERSPORTS」は、現在では世界24カ国で開催されている。チェンソーを使って丸太を素早くかつ正確にカットしたり、斧やノコギリを使ってスピーディーに木を切断したりと、高度なテクニックを競い合うイベントで、毎年世界チャンピオンを決めるワールドチャンピオンシップがテレビ中継されるほど熱狂的なエクストリームスポーツのイベントになっている。
「スチールはこうした活動を通じて、若者に熱狂されるブランドに育てていきたいと考えています。さらにファンを育てるだけではなく、持続可能な社会の実現こそがファミリー企業のスチールとしてのミッションであると捉えており、未来の担い手を育てる活動も行っています。
トイチェンソー、トイ刈払機、トイブロワーといった、玩具メーカーとコラボレーションしたおもちゃを発売(下記画像)し、お子さんのうちから林業や造園業への関心を高め、こうした仕事への憧れを持ってもらう取り組みを行っております。
また、日本においても、林業大学校に協賛し、未来の林業従事者が安全で快適に作業を行うための教育支援を行っています」(株式会社スチール 代表取締役 中山健太郎氏)
取材・文/阿部純子