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プロ向けからホームユース、玩具メーカーとコラボまで!世界No.1チェンソーブランド「STIHL」の歩みと進化

2024.08.09

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

世界No.1チェンソーブランド「STIHL」がバッテリーチェンソー「MSA 300 C-O」を発売

1926年にドイツで創業した「STIHL(スチール)」は、世界一の売り上げを誇る、チェンソーを主軸としたアウトドアパワーツールを製造・販売するグローバルリーディングカンパニー。特にヨーロッパ、北米、オーストラリアにおいては圧倒的なシェアを得ており、2023年はグローバル全体で53億ユーロ(約8800億円)の売上を誇る。日本で輸入が開始されたのは1960年で60年以上に渡り事業を展開し、日本でもプロユーザー向けのチェンソー市場ではトップの売上になっている。

スチール社の歴史の起点が、森に持ち込める伐採用機械として1929年に発売した世界初の2人用ガソリンチェンソー。初めて伐採の現場に機械を持ち込むことが可能となり、倒した木を現場で容易に運べるサイズにまで切断をすることが可能となった。

さらに1959年に発売した「STIHL コントラ」は、当時の伐採の作業効率を約3倍高めたことにより、5000年も続いた手斧による伐採作業の歴史が幕を下ろしたと言われるほど、画期的な製品イノベーションだった。

これらの画期的なチェンソーを世の中に送り続けることで、スチールは1971年に販売台数、世界No.1のチェンソーブランドとなり、以来半世紀以上にわたってその地位を守り続けている。また、チェンソーで築いたプロ仕様の性能を刈払機、トリマー、ブロワーなど様々なアウトドアパーツに応用した、ホームユーザー向けの製品もリリースしている。

CO2排出量削減への世界的な取り組みや、エンドユーザーの快適な操作性への志向に合わせ、各業界でエンジン製品からバッテリー製品への転換が進んでおり、アウトドアパワーツール業界においてもバッテリー化が進むことを想定し、スチールではバッテリー製品の技術開発と設備投資を戦略的に加速させている。

同社のグローバルビジネスにおけるバッテリー製品の売上占有率は2023年に24%に増加、2027年までに35%、2035年まで80%にまで高める目標を掲げる。

しかし、エンジンチェンソーはプロユーザーから高い評価を得ているが、バッテリーチェンソーに関しては、プロユーザーの現場のニーズに合うようなパワフルな製品が市場に存在せず、プロユーザーの間では「バッテリーチェンソー=パワー不足」と捉えられている。

バッテリーチェンソーに対する先入観を破り、プロユーザーが求めるエンジンチェンソーのパワーと、バッテリーチェンソーの快適な操作性を兼ね備えたバッテリーチェンソー「MSA 300 C-O」が8月から新発売された。

「『MSA 300 C-O』は、バッテリー化が進まないプロ向け市場において、50ccクラスの出力を有するモデルで、プロユーザーのニーズをバッテリー製品が初めて満たす画期的な新製品です。

エンジンチェンソーは、エンジンを動かすためにガソリンを購入して、エンジンオイルを混ぜた混合燃料を作ります。混合燃料を給油して、そこからスターターというロープを引っ張ることでエンジンを始動します。スターターも場合によってはエンジンがスタートしないというトラブルもあります。しかし『MSA 300 C-O』はスイッチONするだけですぐに始動ができるので、操作性に関して大きなメリットとなります。

また、エンジンからモーターに変わることで、エンジンチェンソーでは難しかった低騒音、低振動を実現しました。都市部や住宅街、病院、学校等での樹木管理の作業でも十分に対応できる低騒音は大きな利点です」(株式会社スチール 技術サービスセールスエンジニア 木村卓氏)

新製品「MSA 300 C-O」のエヴァンジェリストとして、元ラグビー日本代表の畠山健介氏が就任。PR動画撮影において、初めてチェンソーでの作業を経験した。

「木を切るのは初めてでしたが、指導がとても良かったので、難しい作業でしたけれども楽しく、そして『MSA 300 C-O』のパフォーマンスを感じながら切ることができました。

木を切ることで実は森や自然を守るということをまったく知らなかったのですが、スチールさんに携わることで知ることができ、また、危険が伴う場所で作業を行う林業の大変さを教えていただきました。

自然の中で自然と共に作業する方を快適にしていくという理念を掲げたスチールさんの製品の根底にあるのは、やはり信頼だと思うんです。その信頼を損ねるようなことはしてはいけないと、真剣に取り組ませていただきました」(畠山氏)

発表会では畠山氏が「MSA 300 C-O」で木を切る作業を披露。慣れた手さばきでまっすぐきれいに木をカットし、出席者から喝采を浴びた。

「MSA 300 C-O」の高出力化を実現したのがバッテリー「AP 500 S」。従来のリチウムイオンバッテリーと比べ約30%出力を向上させ、充電回数、バッテリー寿命も2倍になった。雨でも使用可能なIPX4の認証も受けている。

価格は、「MSA 300 C-O 40cm」が13万8600円、「MSA 300 C-O 45cm」が14万800円、「AP 500 S バッテリー」が6万6000円、「AL500 高速充電器」が2万350円。

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