連日、猛烈な暑さが続く2024年の夏。熱中症予防のため、エアコンの使用が呼びかけられているが気になるのは電気代だ。
8月から電気代の補助「酷暑乗り切り緊急支援※」がはじまるが、皆さんは今夏の電気代についてどう考えているのだろう。
※「酷暑乗り切り緊急支援」資源エネルギー庁
くふうカンパニーグループが運営する、個人向け家計簿サービス「Zaim」は、今夏の電気代やエアコン使用状況、政府の電気料金補助に対する認識などについてアンケート調査を実施した。
7月の電気代上昇は6割が「覚悟している、仕方ない」と受け入れる一方、4割は「出費増大が不安、怖い」
2024年7月の電気代(8月請求分)が前月(6月使用、7月請求分)と比較してどうなる見込みかを聞いたところ、約9割が「上がる見込み」と回答した。
そのうち「大幅に上がる見込み(平均見込み金額:3,955円)」が約5割、「少し上がる見込み(平均見込み金額:2,000円)」が約4割という結果に。
電気代上昇について、6割が「覚悟している、仕方ない」と受け入れている一方で、約4割は「出費増大が不安、怖い」と回答し、多くの家庭が電気代の上昇を受け入れつつも、その負担を重く感じていることがわかる。
※参考:家計簿アプリ「Zaim」のデータによると、6月の平均電気料金(7月請求分)は12,258円(東京都在住/夫婦+子ども2人の4人家族)
エアコンの1日の平均使用時間「九州地方(15.9時間)」「関東地方(15.6時間)」「四国地方(14.4時間)」
つぎに、エアコンの使用時間について聞いたところ、九州地方の平均使用時間が15.9時間と全国で最も長く、続いて関東地方が15.6時間、四国地方が14.4時間であった。今夏の厳しい暑さでエアコンを長時間使用せざるを得ない状況がうかがえる。
就寝時のエアコン使用状況について聞いたところ、全体の約8割が就寝時にエアコンを「毎晩使用」と回答、「毎晩使用」の割合が高い地域は、九州地方(88.5%)、続いて中国地方(86.4%)、関東地方(85.7%)であった。
さらに「毎晩使用」している人のうち76.9%が「朝までつけっぱなし」であることが判明。夜間の快適な睡眠環境を維持するためにエアコンが欠かせない状況がうかがえる。