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平均購入価格は4495 万円で過去最高を記録、2023年東海圏の新築マンション契約者動向

2024.08.08

平均購入価格は4495万円で、2003年以降で最も高い

購入価格は、「4000~4500万円未満」が27%で最も高く、次いで「3500~4000万円未満」「5000万円以上」がともに22%。平均購入価格は4495万円で、2003年以降で最も高い結果に。

購入物件所在地別では名古屋市中区、東区、愛知県尾張エリアで、ライフステージ別では子どもあり世帯で、「5000万円以上」の割合が全体と比べて高い。他の地域と比較すると、平均購入価格は、首都圏より1538万円、関西圏より733万円低い結果に。

ローン借入総額は平均4106 万円で、2005 年以降で最も高い

ローン借入総額は、「4000~5000万円未満」が最も高く38%、次いで「3500~4000万円未満」が20%。平均は4106万円で、2005年以降で最も高くなった。

ライフステージ別に見ると、ローン借入総額の平均は夫婦のみ世帯で4214万円、子どもあり世帯で4425万円と、全体平均より高くなっている。

既婚・共働き世帯を総年収別に見ると、総年収1000万円以上の世帯では「5000万円以上」が45%を占め、平均は4961万円である。ローン借入総額の平均は、首都圏、関西圏より低い。

新築マンションの購入理由は「現在の住居費が高くてもったいないから」が、2022年より3ポイント増加

住まいの購入を思い立った理由は、「子どもや家族のため、家を持ちたいと思ったから」が35%で最も高く、次いで「資産を持ちたい、資産として有利だと思ったから」が30%という結果に。

2022年と比べて、「現在の住居費が高くてもったいないから」「税制が有利で買い時だと思ったから」が、どちらも3ポイント増加した。

反対に、「もっと広い家に住みたかったから」「老後の安心のため、住まいを持ちたいと思ったから」「もっと生活に便利なところに住みたかったから」「もっと駅に近いところに住みたかったから」が、いずれも3ポイント減少。

住まい探しにあたって求めた暮らし方のイメージで最も高くなっていたのは、「仕事や通勤に便利」で38%。

以下、「日々の生活がしやすい」35%、「居住空間にゆとりがある」31%、「各方面にアクセスが良い」28%と続く。4年連続で、「仕事や通勤に便利」の割合が最も高くなった。

既婚・共働き状況別に見ると、共働きをしている世帯では、「子育て・教育がしやすい」「共働きがしやすい」ことを求める割合が全体と比べて高い。

さらに、既婚・共働き世帯を総年収別に見ると、総年収1000万円以上の世帯では、「仕事や通勤に便利」「居住空間にゆとりがある」「高級感がある」ことを求める割合も、全体と比べて高くなっている。

新築一戸建て、土地購入注文の並行検討率が2003年以降で最も低い

具体的に検討した住宅の種別は、新築マンション以外では「中古マンション」が最も高く43%。2003年以降で、「新築一戸建て」「土地購入注文」を検討した割合が最も低くなっていた。

ライフステージ別に見ると、シングル女性世帯とシニアカップル世帯では「新築マンションのみ検討」、夫婦のみ世帯と子どもあり世帯では「戸建住宅検討」の割合が全体と比べて高い。

首都圏や関西圏と比べると、「中古マンション」の検討率が低く、「新築住宅のみ検討」の割合が高くなっている。

購入を思い立ってから契約するまでの期間は、「2カ月以内」が27%、「3~4カ月」が29%で、半数以上が4カ月以内に契約している。平均は8.0カ月で、2022年よりやや長くなった。

ライフステージ別に見ると、シングル男性世帯では平均5.8カ月で、最も短い。首都圏や関西圏と比べると、4カ月以内の割合が高く、平均では約2カ月短いことが判明。

調査概要
調査目的 :東海圏新築分譲マンション契約者の購入物件・購入行動・購入意識など購入動向を把握する
調査対象:2023年1月~2023年12月の東海圏(愛知県・岐阜県・三重県)新築分譲マンション購入契約者
※2023年1月~2023年12月の契約者の確認方法:回答票に契約書など(契約日・物件所在地が確認できる書類)コピーの添付を依頼(調査協力依頼(1)(3)の方のみ)
集計対象期間 :2023年1月~2023年12月
集計数:計743件
※引用元「2023年東海圏新築マンション契約者動向調査 株式会社リクルート」

関連情報
https://www.suumo-research.com/

構成/Ara

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