動物園は懐かしく記憶を受け継ぐ場所
ゾウがいる。キリンがいる。家族で訪れると昔の記憶がよみがえる。動物園は懐かしさを感じながら、その懐かしいという気持ちや記憶を親から子へ受け継いでいく貴重な場所。
当時みていたゾウではないかもしれない、当時あまりの大きさに驚いて泣いたことのある、あのときのキリンではないかもしれない。でもその種が大人になって我が子を連れて行ったときに出会えるのは、長くそこに動物園として有ってくれるからなのだ。
140年もの間、「恩賜上野動物園」は東京の中心に近いところで、多くの動物達が暮らしている。何代もの家族の記憶を育みこれからも変わらずそのつながりを作っていく場としてそこにあり続けるだろう。
当時は珍しい生き物を見るという場所であり、世界の不思議を感じる場所でもあった。今は少し違った役割が増えている。これからは動物園を訪れる人たちの幸せを作るだけではなく、そこで暮らす生き物たちの幸せ、さらには地球で暮らす生き物たちが幸せに暮らせる手助けができる場所へと変わってきているのだろう。
もしふとしたときに、子供の頃見たゾウやキリンを思い出したのなら、この週末は近くの動物園に足を運んでみてはどうだろうか。懐かしさだけではない新たな発見があるかもしれない。
【取材協力】
東京都恩賜上野動物園 (HP)
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