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万能クーペとして愉しめるメルセデス・ベンツ「CLE 200クーペ スポーツ」の実力

2024.08.07

硬軟を使い分けることができる万能クーペ

 2024年3月に国内デビューした「CLEクーペ」だが、「200クーペ スポーツ」の1グレードのみ。車両本体価格は850万円(税込み)。パワーユニットは直列4気筒2.0Lのガソリンターボ。9速ATを搭載している。さらにエンジンとミッションの間にマイルドハイブリッドシステム(ISG)を組み合わせている。このシステムの電動ブーストは短時間で最大23PS、205Nmを発生する。

 サスペンションはスポーツサスが標準だが、試乗車はオプション(40万円)のドライバーズパッケージが装備されていたので、連続可変ダンピングシステム搭載の「DYNAMIC BODY CONTROLサス」を装着。さらにこのオプションは後輪操舵システムも採用されていた。駐車時には前輪と逆方向、高速時には前輪と同じ方向に動くことで、低速域での取り回しの良さと高速時のハンドリングの安定感が向上している。

 9速ATの走行モードはE/C/S/I。それぞれエンジン/ダンパー/ハンドル/ESP/エキゾースト音の5項目のチューニングが変化する「DYNAMIC SELECT」を標準装備している。ダンパーの調整はドライバーズパッケージ装着車のみだ。C(コンフォート)モードを選択して走り出す。乗り心地は中速以上ではやや硬め。路面の凹凸での上下動も硬めの印象。ハンドリングはやや重め。コーナーでは戻しが強めだ。印象としてはコンフォートを名乗るなら、乗り心地はもう少しソフトに、ハンドリングも軽めにしたほうが、優雅におしゃれなクーペを運転する雰囲気が楽しめるような気がする。スポーツ性を打ち出しており、クーペスポーツという車名どおりだが、このスタイリングの美しさは、見て楽しむ要素と、ハンドルを握って、のんびり流す楽しさを味わいたい。

 スポーツ走行は、S(スポーツ)モードにまかせたい。実際にSモードは重めのハンドルでの安定感や、コーナーでのハンドリングを楽しめるセッティング。乗り心地も上下動は振幅が短く、キツめの乗り心地を演出している。だからこそコンフォートモードは、もっとコンフォートでもよい。メリハリを効かせてほしい。

 2.0Lガソリンターボ+ISG+9速ATの動力性能は、0→100km/hの加速は7秒台と速く、直4エンジンは6000回転までスムーズに上昇し、シフトアップを繰り返した。

 一方で100km/hの巡航は9速で1300回転と低く、エンジンはユルユルと回っているにすぎない。もちろんエンジンの不快な音や振動は皆無だった。新型「CLE 200クーペ スポーツ」は、硬軟を使い分けることができる万能クーペといえそうだ。

■関連情報
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/coupe/cle/overview.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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