メルカリの子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うメルコインは、2024年8月1日よりメルカリアプリで簡単に設定でき、銀行からの自動引落しでビットコインをつみたてられる「ビットコインつみたて機能」の提供を開始した(※1)。
※1:2024年8月1日よりメルカリアプリの利用客は段階的に利用が可能になる(ビットコイン取引サービス利用には審査があります。また18歳未満、75歳以上は利用できません)
「ビットコインつみたて機能」提供の背景
メルコインは、暗号資産取引が顧客の資産形成の一つの手段として広がるように、2023年3月より、いつものメルカリアプリ内の慣れた操作で、使わなくなったモノを売って得た売上金やポイントを使ってビットコインに替えられ、誰でもかんたん・安心に利用できる「メルカリ」のビットコイン取引サービスを提供してきた。
2024年5月には、ビットコイン取引サービスの暗号資産口座数は220万口座(※5)を超え、2023年4月から1年間の暗号資産口座開設者数が業界No.1(※6)を達成。
※5:2024年5月16日時点の暗号資産口座数
※6:一般社団法人日本暗号資産取引業協会による暗号資産取引月次データによると、2023年3月末〜2024年3月末時点の新規口座開設数は約310万口座。同期間のメルコインの暗号資産口座開設数は約191万口座で、全体の過半数となる61.5%を占める。
同社では今回の発表に際して、「このたび提供開始する「ビットコインつみたて機能」により、お客さまがこれまで以上に気軽にかんたんにビットコイン取引を始められるようにし、資産形成を身近にしていきたいと考えています」とコメントしている。
新機能の概要
メルカリアプリで、つみたての金額・頻度・日付を設定するだけで、自動的にビットコインをつみたてることができる。また少額から気軽に始められて、メルカリアプリでいつでも簡単に「メルペイ」に戻して買い物にも使える。
■最短30秒の口座開設後、即座につみたて設定が可能
本人確認済みの利用客は、最短30秒で申し込みが完了。すぐにビットコインのつみたて設定が行なえる。
つみたて頻度やつみたて日も自由度高く設定できるため、顧客それぞれのライフスタイルに合ったつみたて方法を選ぶことができる。
<選べるつみたて頻度とつみたて日>
つみたて開始時期は、設定画面で選択したつみたて日の中で近い日から始まる。
・月に4回/7日、14日、21日、28日
・月に2回(いずれかを選択)/7日、21日もしくは14日、28日
・月に1回(以下から1つを選択)/7日、14日、21日、28日
■自分に合ったつみたてプランを選べる
つみたて金額は1円から任意の金額を設定することができ、負担の少ない金額で気軽につみたてを始められる。また、メルカリポイントも使用することができる。
「メルペイ」に登録可能な800以上の金融機関ならどこでも、自動でつみたてチャージを設定できるため、自身が普段利用している銀行口座との連携も可能だ。
<設定できる金額>
・1000円
・5000円
・1万円
・任意の金額(1円〜100万円)
※設定金額が1000円に満たない場合は、1,000円が銀行口座から自動チャージ(入金)されます
※ビットコイン取引にチャージ(入金)したお金が設定金額以上ある場合は、銀行口座からの自動チャージ(入金)は行なわれません
■見直し/解除も自由に、すぐに「メルペイ」に戻せる
つみたて設定はいつでも自由に見直し・解除が可能。またつみたてたビットコインは、いつでもすぐにメルペイ残高に戻して、「メルカリ」での買い物や「メルペイ」「メルカード」の支払いに利用することができる。
「メルカリ」のビットコイン取引サービスを利用する顧客のうち、約5割がビットコイン売却後にメルペイ残高を使って「メルカリ」での買い物を経験しているという。
<設定方法の詳細についてはこちらから>
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1743/
同社では「今後はメルカリの売上金をビットコイン取引に利用しやすくすることで、不要品を売って得たお金を使ってビットコイン取引のつみたてがより気軽にできる、新たな体験を提供したいと考えています。メルコインは今後も、暗号資産やブロックチェーンの領域に関する新たな挑戦をより強力に推進してまいります」とコメントしている。
関連情報
https://about.mercari.com/
構成/清水眞希