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意外と知らない「AirPods」の便利な使い方を解説!第2世代、第3世代、AirPods Proの使える機能とは?

2024.08.19

耳から垂れ下がるような少し変わった形状から、発売当初は「耳うどん」と揶揄されたのも昔のことで、今ではワイヤレスイヤホンの代表格となっているのがApple社の「AirPods(エアポッツ)」だ。

第2世代・第3世代と進化するごとに性能も向上しており、その魅力はさらに増している。そこで今回は、AirPodsの基本的な使い方と第2世代・第3世代の違いについて紹介する。買い替えや新規購入を検討している人はぜひ参考にしていただきたい。

AirPods(エアポッツ)とは

AirPodsの基本情報をまとめたので確認してもらいたい。2024年7月現在、最新世代は「第3世代」であるが、人によっては第2世代の方でも必要十分な機能で安く購入できる可能性も少ない。

■AirPodsとは

AirPodsとは、2016年9月にApple社が発表し同年12月に発売されたワイヤレスイヤホンだ。充電機能を備えた角の丸いケースと下方向に伸びるマイクが特徴的な形状で、「フタの開け閉めだけでペアリングできる」、「電源のオンオフ不要」など当時のBluetoothイヤホンと比較しても、斬新で便利な機能が搭載されていて世界中で大きな話題になった。

現在は複数のグレード・モデルの機種が発売されており、2024年7月現在では、Apple社の公式サイトで購入できるAirPodsのモデルは以下のようになっている。

  • AirPods(第2世代):19,800円
  • AirPods Pro(第2世代):39,800円
  • Loghtning充電ケース付きAirPods(第3世代):26,800円
  • MagSafe充電ケース付きAirPods(第3世代):27,800円
  • AirPods Max(※オーバーイヤー型):84,800円

※価格は2024年7月時点、税込み。

それぞれのモデルの特徴、種類は以下で紹介するので参考にしてもらいたい。ちなみに「AirPodsをAndroidで使ってもいいのか?」という点に関しては、筆者個人としては後述する「基本的な使い方」程度のライトユーザーであれば、AirPodsも十分に快適に使えるだろう。

■AirPodsの第2・第3世代と第2世代のAirPods Pro

まず、AirPodsとAirPods Proの第2世代は、共に第2世代と呼称されているものの、全くの別物と理解しておこう。第1世代を含むAirPods ProはAirPodsの上位モデルであり、搭載している機能は最も豊富であるうえ、AirPods Proの第2世代の発売日は2022年9月23日で現行機種のなかで「最新モデル」となっている。

そのため、それぞれのモデルを比較するのであれば、まずは無印のAirPodsとAirPods Pro(第2世代)を比べることをおすすめする。自身の用途としてAirPods Pro(第2世代)の価格や機能が必要以上だった場合、AirPodsの第2世代と第3世代の違いをチェックする方がより情報を整理しやすいだろう。

AirPodsの第2・第3世代とAirPods Proの第2世代の特徴的な違いを以下にまとめたので確認して欲しい。

AirPods(第2世代)

AirPods(第3世代)

AirPods Pro(第2世代)

価格

19,800円

26,800円

39,800円

タイプ

インナーイヤー型

インナーイヤー型

カナル型

発売日

2019年3月

2021年10月

2022年9月

イヤホン重量

4g

4.28g

5.3g

外音取り込みモード

アクティブノイズキャンセリング

空間オーディオ

ダイナミックヘッドトラッキング

防水性能(IPX4)

1回の充電での最大再生時間

5時間

6時間

6時間

デバイス自動切換え

チップ

H1チップ

H1チップ

H2チップ

充電ケースを使用時の再生時間

24時間以上

最大30時間

最大30時間

※出典:Apple「AirPodsのモデルを比較する」

AirPodsの基本的な便利機能3選

ここでは約1年iPhone・Mac環境で「AirPods Pro(第2世代)」を使用し、その後はAndroid、Windows環境に乗り換えた後も使い続けている筆者が特に便利だと感じている機能とその使い方を3つ紹介する。

AirPods共通とAirPods Pro(第2世代)ならではの機能をそれぞれ解説するのでぜひ確認してほしい。

■便利な機能と使い方1:一時停止・再生・曲送り・曲戻し

個人的にワイヤレスイヤホンの使用感は、「如何にスマホなどのデバイスを見ずに操作できるか」が満足度に直結すると考えている。その点、AirPodsは非常に優れており、イヤホンにワンタッチするだけで再生している音楽の一時停止、曲送り、曲戻しなどを行えるのが魅力だ。また、この機能はAndroidであっても違和感なく使用できる(Siriの呼び出しは不可能)。

注意すべきはAirPodsの第2世代と第3世代・AirPods Pro(第2世代)で一時停止、曲送り、曲戻しなどの操作方法が、以下のように若干異なる点だ。

  • AirPods第2世代:根元部分をダブルタップする
  • AirPods第3世代・AirPods Pro(第2世代):ステム部分をつまむ

いずれもすぐに慣れる可能性が高いが、念のためどちらの使い方がしっくりくるか確認しておいて損はないだろう。

AirPods第2世代は、左右にそれぞれ「再生/一時停止」、「曲送り」、「曲戻し」、「オフ」を割り当て、ダブルタップすることで操作できる。

第3世代・AirPods Pro(第2世代)の使い方は以下の通りだ。

  • 再生・一時停止:1回短くステム部分を押し込む
  • 曲送り:2回短く押し込む
  • 曲戻し:3回短く押し込む
  • Siri起動:長押し

■便利な機能と使い方2:AirPodsで電話の着信相手を読み上げる

AirPodsとAirPods Pro(第2世代)は、一度設定するだけでiPhoneを取り出さずにイヤホンだけで着信相手を確認することができる。

設定方法は以下の4ステップで、完了することでアドレス帳に登録がある場合は「該当する名前」を、登録がなければ「受信した電話番号」を読み上げてもらえる。

  1. 設定Appを開く
  2. 通知をタップ
  3. 通知の読み上げをタップ
  4. 読み上げをオンにする

便利な機能と使い方3:外部音取り込みモード

個人的にこの機能の必要性で、AirPods Proの購入判断をしても良いと思っているのが「外部音取り込みモード」だ。

使い方は簡単で「AirPods Proの軸部分の感圧センサーをチャイム音が聞こえるまで長押しする」だけだ。例えば、レジで支払いをする際にステム部分を1回押し込んで音楽を一時停止し、すぐに長押しすれば非常にクリアな音をAirPods Proを取り外すことなく、聞き取ることができる。

この操作方法は、iPhoneでもAndroidでも変わらず、個人的にiPhone環境からAndroid環境に乗り換えた後でもAirPods Proを使い続ける最大の理由といえる。

まとめ

AirPodsシリーズは、いずれも価格的には他のワイヤレスイヤホンと比べると決して安い買い物ではない。ただ、それ以上にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めてくれるデバイスだと感じている。

まずは両者をしっかりと比較した後、使用感や使い方なども踏まえて店頭で実機に触ってみてはいかがだろうか。

文/藤冨啓之(ふじとみひろゆき)

経済週刊誌の編集記者として活動後、Webコンテンツのディレクターに転身。2020年に独立してWEBコンテンツ制作会社、もっとグッドを設立。BtoB分野を中心にオウンドメディアのSEO、取材、ブランディングまであらゆるコンテンツ制作を行うほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動中。

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