いつの時代も苦労が耐えない大学生の就職活動。ブラック企業を避けるため、内定を受けるか両親に相談してから決める学生も増えており、企業が事前に両親に内定した旨を伝える“オヤカク”という言葉も生まれている。
では、就活生の保護者はどの程度、子どもの就職活動へ関わりたいと考えているのだろうか。
ポトスは、全国の現役大学生の子を持つ保護者643名を対象に、「保護者による子どもの就職活動への関与」に関するアンケートを実施したので、その結果をお伝えしよう。
子どもの就活に関与しないと回答していても、「助言はする」保護者は多い
[回答者コメント]
・今は親が関わるのが当然と聞いているし、そう思って接している。(大学1年生の母)
・自分の就職先は、自分で決めた方が後悔がなくてよいと思うため「いいえ」と回答したが、子どもはまだ未熟なので、見守りながらも困った時は助言する必要がある。(大学1年生の父)
「積極的に関わりたい」、「できれば関わりたい」と回答した人は39.9%に留まったが、アンケートでは「いいえ」と回答していても自由記入欄では「親として知ってることは伝えたい」、「相談されたら助言する」といった回答も多数あり、一定の関わりを持ちたいと考えている保護者が多数いることが判明。
また、保護者自身も積極的に就活に関する情報収集を行っているケースが目立った。
[回答者コメント]
・まだ1年生ですが、子どもから「周りの学生が長期インターンを開始した」、「早く活動したほうが良いか?」といった相談がある。(1年生の母)
・学生生活、就活関連のことなど、子どもからも自分からも話をしている。(3年生の父)
・業界については詳しい父が話し、就活の準備全体については母親が話をしている。(4年生の母)
就活が本格化する3年生だけでなく、1年生の家庭でも約65%が就活・キャリアに関する会話をしていることが分かった。また父母で役割分担をしているケースも多く見受けられる。