物騒な事件・出来事が多い今の時代。家族と離れて一人で暮らしている人は自分の身は自分で守らなければならないため、自宅の防犯対策を徹底したいところだろう。
では、不動産のプロの目から見て、防犯を気にする人がチェックするべき住まいの条件・設備とはいったい何だろうか?
不動産情報サービスのアットホームはこのほど、賃貸物件での一人暮らしを希望する人の接客をしたことがあるアットホーム加盟店を対象に実施した調査結果をもとに、「不動産のプロに聞いた!『防犯を気にする人がチェックすべきポイント2024 一人暮らし編』ランキング」を発表した。
チェックするべき住まいの条件・設備 第1位 「モニタ付インターホン」 60.5%
Q. 防犯を気にする一人暮らしのお客さまが、チェックするべき住まいの条件・設備を教えてください。(複数回答/上位10項目)
不動産のプロである不動産会社の人に、一人暮らしで防犯を気にする人がチェックすべきポイントを聞いたところ、「モニタ付インターホン」が1位となった。録画機能がある場合は、不在時の来訪者も確認できるので、内見時に設備の有無に加えて機能についても確認すると良さそうだ。
また、アットホームが2024年4月に、賃貸物件で一人暮らしをしている人を対象に行った「住まい探しと防犯意識の実態調査」(※1)によると、防犯のために欲しい住まいの条件・設備の1位は、本調査同様「モニタ付インターホン」で、不動産会社、消費者からともに注目度の高い設備であることがわかった。
2位は「オートロック」で、1位の「モニタ付インターホン」と同様に、玄関回りの設備が続いた。
次いで3位には「2階以上」がランクインした。ベランダから空き巣が入ることも考えられるので、玄関だけではなくベランダも警戒すると良さそうだ。
■不動産のプロが伝授!長期休暇で家を空ける際に気を付けるべきポイント
・長期休暇で旅行に行く際には親や保証人などの緊急連絡先に告げてから出かけてほしいです。過去にコロナ禍で帰国ができなくなった、事故等で連絡が取れなかったといったトラブルがありました。
・電気メーターが全く動いていないと長期間不在だと推測されてしまう、ブレーカーは落とさないようにすると良いです。
・ガス漏れの恐れがあるので元栓を閉めたり、発火の恐れがある家電製品はコンセントを抜いたり、留守中の安全対策をすると良いです。
おすすめの周辺環境の調べ方 第1位 「エリアを実際に訪れる」 68.0%
Q. 防犯を気にする一人暮らしのお客さまが周辺環境を調べる際、おすすめの調べ方を教えてください。(複数回答)
おすすめの周辺環境の調べ方1位は「エリアを実際に訪れる」となった。最寄り駅から物件まで歩いてみたり、時間帯を変えて訪れたりすることで、より詳しく周辺の治安状況を知ることができそうだ。
続いて2位は「不動産会社に聞く」となった。そのエリアに詳しい不動産会社に聞けば、遠方などの理由で実際に訪れることができない場合でも、周辺環境について知ることができる。
3位は「地図を見て周辺の施設を確認する」となった。Googleストリートビュー(※2)なども活用することで、気軽に街の雰囲気を感じることができそうだ。
※1:参考情報
「住まい探しと防犯意識の実態調査」
※2:GoogleストリートビューはGoogle LLCの商標または登録商標。
<調査概要>
調査対象:賃貸物件で一人暮らしを希望するお客さまの接客をしたことがあるアットホーム加盟店
有効回答数:635サンプル
調査主体:アットホーム株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年6月28日(金)~7月5日(金)
出典元:アットホーム株式会社
構成/こじへい