夫婦生活は一筋縄ではいかない。同じ家にともに暮らし、家計を共有して家事育児を分担していく中でちょっとした価値観の相違はどうしても生じるものだ。その誤差が時を経るごとにY字路のように離れていき、気付いた時には埋まらない隔たりとなっているのはよくある話だろう。
では、夫婦関係の悩みを抱えている人は実際のところ、どれくらい存在するのだろうか?また、うまくいかない夫婦関係を修復したいと考えている人の割合は、男性と女性どちらが多いのか?
はぐくみプラスはこのほど、既婚男女各200名を対象に「夫婦関係の悩み」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
「夫婦関係がうまくいかない」と思ったことがある人は男女ともに68%
既婚男女各200名に「夫婦関係がうまくいかないと感じたことはありますか?」と聞いたところ、女性も男性も「はい」と答えた人はそれぞれ68%となった。夫や妻の立場に関わらず、過半数の既婚者が夫婦関係に何らかの課題を感じているようだ。
夫婦関係がうまくいかないと感じたきっかけ、1位は「自分を理解する姿勢がないと感じる時」
「夫婦関係がうまくいかないと感じたことがある」と答えた人を対象に「夫婦関係がうまくいかないと感じたタイミング」について聞いたところ、女性も男性も第一位は共通で「自分を理解する姿勢がないと感じる時」となった。2位以下は意見が割れ、女性が「話をちゃんと聞いてくれないとき」、男性が「相手の気持ちがわからないと感じる時に」により課題感を覚えていることがわかった。
夫婦関係の悩み、1位は「金銭感覚の違い」
「夫婦間の一番の悩み」について聞いたところ、1位は男女ともに「金銭感覚の違い」となった。お金の稼ぎ方、管理の仕方、使い方、貯め方などに価値観の違いを感じて、悩む夫婦が多いようだ。
以下、女性では2位「その他」、3位「家事育児に非協力的」、4位「相手から愛情を感じられない」、5位「教育方針の違い」、6位「セックスレス」、7位「産後クライシス」と続いた。一方の男性では、2位「相手から愛情を感じられない」、3位「セックスレス」、4位「その他」、5位「教育方針の違い」、6位「家事育児に非協力的」、7位「産後クライシス」という結果になった。
うまくいかない夫婦関係、修復したと思う女性は36%、男性は42%
「今、夫婦関係は修復したと思いますか?」という質問に「はい」と答えた女性は36%、男性は42%と言う結果になった。女性は男性よりも夫婦関係を修復したいと考えている人の割合が少ないことがわかった。
夫婦円満の秘訣とは!?女性「相手を思いやる」男性「会話の時間を持つ」
最後に「夫婦関係がうまくいかないと感じたことはありますか?」という質問に「いいえ」と答えた人を対象に「よい夫婦関係の秘訣」について聞いた。女性の1位は「相手を思いやる」で32票、男性の1位は「会話の時間を持つ」で21票となった。
<調査概要>
「夫婦関係について」のアンケート
アンケート対象: 既婚男女400名(男性:200名、女性:200名)
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024年6月17日~2024年7月1日
調査地域: 全国
調査機関: Lancers
出典:株式会社はぐくみプラス
構成/こじへい