Sub-6帯2つの周波数とミリ波帯を全て組み合わせることで通信速度向上を実現
NTTドコモ(以下ドコモ)は、Sub-6帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯)とミリ波帯(28GHz帯)の3つの周波数を束ねるNR-DC(New Radio-Dual Connectivity ※1)を商用化。「5G SA」(※2)において国内最速(※3)となる受信時最大6.6Gbps(※4)の高速通信を2024年8月1日から提供開始すると発表した。
同社では2021年12月から「5G SA」の提供を開始しており、2022年8月にSub-6帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯)のどちらか一方の周波数とミリ波帯(28GHz帯)を組み合わせ、受信時最大4.9Gbpsおよび送信時最大1.1Gbpsの通信を提供してきた。
今回、新たに、Sub-6帯2つの周波数とミリ波帯を全て組み合わせることで、さらなる通信速度向上を実現する。
同社では本件発表に際して「ドコモは今後も、ミリ波対応機種の普及やお客さまのご要望にあわせて提供エリアの拡大に取り組むとともに、お客さまの生活がより便利で、豊かになるようめざしてまいります」とコメントしている。
※1 NR-DC(New Radio-Dual Connectivity):2つの5G基地局に接続して、それらの基地局でサポートされる複数の周波数を束ねて同時に送受信を行なうことにより、高速伝送を実現する技術。
※2 「5G SA」は、5Gサービスの契約者回線において、利用しているスマートフォンなどの携帯電話機にて、5Gサービスに加えて、SA(スタンドアローン)方式での通信を行うことができる、5Gサービスのオプションサービスです。利用には、「5G SA」のご契約のほか、対応機種・対応SIMカードが必要です。また、「5G SA」提供エリア内で利用する必要があります。
※3 2024年7月30日時点、ドコモ調べ
※4 一部エリアに限ります。「5G SA」を契約した場合の通信速度です。通信速度は送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
■対応機種
※5 ソフトウェアアップデートにより対応。
■提供エリア
東京都、神奈川県の「5G SA」エリアのうち一部エリアから提供を開始。順次、拡大予定。
■提供開始日
2024年8月1日
構成/清水眞希