「大谷君らがいるドジャースが再燃中」推しはいくつあっても本気で楽しめる!
野球解説者/スポーツコメンテーター 山本昌
1984年に中日ドラゴンズに入団し、3度の最多勝を獲得するなど32年間にわたり投手として活躍。現役引退後は野球解説者、スポーツコメンテーターを中心に幅広く活躍中。
野球人生と共にあったドジャース
プロ通算219勝の大記録を打ち立てた山本昌さん。中日ドラゴンズ一筋で、歴代最長となるプロ生活32年の偉業を成し遂げると同時に、50歳まで現役プレーヤーとしてマウンドに立ち、多くのファンに夢を届けた名投手だ。野球に加え、趣味人としても有名で「ラジコン」や「競馬」などの推しをもつ。そんな山本さんが現在、最も推しているのが「ロサンゼルス・ドジャース」だ。
「ドジャースとの交流はかれこれ30年以上になりますね。はじまりは、プロ5年目の1988年、球団から派遣された、ドジャースへの野球留学でした。当時は入団から4年で1勝すらあげられないような選手でしたが、留学中にスクリューボールを覚えたことで投手として大きな転機を迎えます。ドジャースのマイナーで好成績をあげ、シーズン終盤に日本に呼び戻されると一気に5連勝し、1軍に定着するきっかけとなりました。ドジャースへの留学がなければ、未勝利のまま、1~2年で戦力外通告を受け転職をしていたかもしれないですね。人生で1度も履歴書を書くことなく、野球一本でやってこれたのは、ドジャースと素晴らしい指導者のおかげです」
今年は大谷翔平選手、山本由伸選手が入団したことで、山本さんの〝ドジャース推し〟の熱量は最高潮に達している。
「毎朝テレビで見られるようになり、ワクワクした気分で目覚めています。みなさんも『トラックマン(弾道測定機器)』のデータをチェックしながら、観戦するとより試合を楽しめると思います」