吉野川や四国山地、紀伊水道といった豊かな自然に加え、江戸時代から続く阿波踊りに代表される伝統文化も暮らしに根付く徳島県。
そんな同県において、「もっとも住み心地が良い街」と「もっとも住みたいと思われている街」を探るべく、大東建託では過去最大級の居住満足度調査を実施。「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<徳島県版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2024<徳島県版>」として発表した。
本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
住みここちは2年連続で1位板野郡北島町、2位名西郡石井町、3位板野郡藍住町
板野郡北島町は県北東の平野部に位置しており、北は鳴門市、南は徳島市に挟まれている県内で最も面積の小さい自治体でもある。徳島市のベッドタウンで、徳島市内へは車で20分程でアクセスできる。町内には映画館がある大型ショッピングモール「フジグラン北島」をはじめ多くの商業施設が揃っており、2年連続で1位となった。
トップ5も昨年同様、徳島市と同市に隣接している板野郡と名西郡の各町が上位に並ぶ結果になっている。
住みたい街ランキングは東京23区が1位に
東京23区が昨年3位から順位を上げて1位を獲得した。2位は昨年はランク外だった高松市、3位は徳島市がランクイン。トップ5は四国以外から3つの自治体(東京23区・神戸市・大阪市)が並ぶ結果となった。
また、「住みたい街が特にない」56.3%、「今住んでいる街に住み続けたい」20.0%の合計76.3%で、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する結果が得られた。
■街の住みここちランキング自治体TOP7 因子別順位
静かさ治安の2位は三好郡東みよし町、3位は三好市。
物価家賃の2位は、板野郡上板町(かみいたちょう)。
防災の1位は、板野郡上板町。
調査概要
調査方法/株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者/徳島県居住の20歳以上の男女、2020年~2024年(一部の回答のみ2019年を追加)合計4461名を対象に集計。
[男女比] 男性48.3%:女性51.7%
[未既婚] 未婚39.0%:既婚61.0% [子ども] なし45.0%:あり55.0%
[世代比] 20歳代12.9%、30歳代22.5%、40歳代25.2%、50歳代21.6%、60歳代13.4%、70歳代4.3%
調査期間/
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数1056名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数1018名)
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数936名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数847名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査(回答者数579名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査(回答者数25名 ※2019年は一部の回答のみ使用)
計4461名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/清水眞希