悪質なあおり運転に起因する事件、事故が多発し、あおり運転に対する問題意識が高まっている。2020年6月には、あおり運転の厳罰化を盛り込んだ「改正道路交通法」が施行された。制度が導入されてから4年となった現在、状況はどうなっているのだろうか。
チューリッヒ保険会社は、今年で7回目となる「あおり運転実態調査」を行い、全国の普通自動車免許と自宅に自動車を所有し、週1回以上運転をしている18~69歳の男女2,230人から回答を得たので、詳細をお伝えしよう。
あおり運転をされた経験があるドライバーは72.5%!厳罰化によりあおり運転が「減少したと思う」ドライバーは51.5%
あおり運転をされた経験のあるドライバーは72.5%と、昨年と比較して19ポイント上昇し、半年の間でも24.1%となった。
また、悪質なあおり運転事件に関する報道をうけて、79.8%と多くのドライバーが、あおり運転を受けないよう以前より意識して運転をしていることも判明。
「減少したとは思わない」と回答した人は、理由として「危険な運転をする人の心理や行動は変わらないと思うから(68%)」を最も多く挙げ、前年と同様の結果に。