マランツから4基のHEOSモジュールを搭載した4ゾーンディストリビューションアンプ「MODEL M4」が登場

マランツは、4部屋での音楽再生を1台で実現する4ゾーン・ディストリビューション・アンプ「MODEL M4」を2024年7月26日より発売を開始する。価格は57万2000円 （税込）。その主な特徴は以下のとおり。

4部屋での音楽再生を1台で実現するHEOS Built-inディストリビューション・アンプ

MODEL M4は、高さ106mmのスリムな筐体に、8ch（2ch×4ゾーン）のHi-FiクオリティのハイパワーClass Dアンプを搭載。4部屋での音楽再生を1台で実現できるHEOS Built-inディストリビューション・アンプだ。

パワーアンプには、コンパクトながらこだわりのHi-FiクオリティのハイパワーClass Dアンプを搭載したことで話題のワイヤレス・ストリーミング・アンプ「MODEL M1」と同じソリューションを用いたClass Dパワーアンプを採用しており、8Ω負荷で100W＋100W、4Ω負荷で125W+125Wの大出力を達成している。

また、ブリッジモードに設定することでさらに大きな出力が可能になる。

MODEL M4は、4基のHEOSモジュールを搭載しているため、4部屋でそれぞれ異なる音楽を同時に再生したり、同じ音楽を複数の部屋で再生したりすることが可能。

セットアップと操作は無料のHEOSアプリを使い、スマートフォンやタブレットから行なうことができる。

■最大16台のHEOS Built-inデバイスをグループ化、同じ音楽を再生できる

Amazon Music HD、AWA、Spotify、SoundCloudなどの音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオをはじめ、ローカルネットワーク上のミュージックサーバー（NAS / PC / Macなど）やUSBメモリーに保存したハイレゾ音源やスマートフォン、タブレットなど、多彩な音源を簡単な操作で再生。

同一のネットワーク内に32台までのHEOS Built-inデバイスを接続することができ、最大16台のHEOS Built-inデバイスをグループ化して、同じ音楽を再生できる。
※HEOSモジュールを4基搭載するMODEL M4は、1台で4台のHEOS Built-inデバイスとしてカウントされる。

4系統のアナログ入力、2系統の光デジタル入力、4系統のUSB-A端子を装備しており、CDプレーヤーやレコードプレーヤーなどの入力ソース機器や音楽ファイルを保存したUSBメモリーを接続して、好きな部屋に配信することが可能だ。

光デジタル入力はリニアPCMに加えてDolby Digital信号の入力にも対応しているため、TVやメディアプレーヤーの音声を入力にも対応する。
※マルチチャンネル信号は、ステレオにダウンコンバートして再生。

サブウーハープリアウトとしても使用可能な4系統のプリアウトも装備しており、パワーアンプやサブウーハーを追加してシステムを拡張することができる。

DCトリガー出力も4系統備えているため、トリガー入力端子があるパワーアンプと電源のオン／オフを連動させることが可能。さらにMODEL M4をパワーアンプとして使用できるパワーアンプモードや、より大きな出力を得られるブリッジ接続にも対応しており、システムの構成に合わせて様々な使い方を楽しめる。

「MODEL M4」の主な仕様

定格出力（8Ω）／100 W×8 (8 Ω、20 Hz – 20 kHz、T.H.D. 0.05 %)
定格出力（4Ω）／125 W×8 (4Ω、1 kHz、T.H.D. 0.1%)
デジタル入力／光デジタル×2
アナログ入力／RCA（L/R）×4
プリアウト／RCA（L/R）×4
サブウーハー出力／RCA（モノラル）×4（プリアウトをサブウーハーにアサイン可能）
有線LAN接続／イーサネット×2
HEOSアプリ／iOS、Android
デコーディング／Dolby Digital、LPCM、DSD
対応音声フォーマット（ステレオ、HEOS / USB）／WMA（最大192 kbps）、AAC / MP3（最大320 kbps）
ステレオPCM / マルチチャンネルPCM／WAV、ALAC、FLAC（最大192kHz/24bit）
本体サイズ／幅442×高さ106×奥行き415mm
質量／8kg

関連情報
https://www.marantz.com/ja-jp/product/amplifiers/model-m4

構成／清水眞希