今年の上半期も様々な楽曲がチャートを賑わせたが、オーディオストリーミングサービス「Spotify」において、最も多く再生された流行曲はいったい何か?
Spotifyはこのほど、今年のリスニングデータから2024年上半期を振り返る日本のランキングを発表した。
上半期に国内で最も再生された楽曲
今年の上半期に国内で最も再生された楽曲は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」となった。同楽曲は、国内楽曲として史上最速で1億回再生を突破したほか、2024年1月18日から5月21日までの125日間にわたりSpotify Japanのデイリーチャートで連続1位を獲得した。
2位には、tuki.の「晩餐歌」がランクイン。2023年秋頃よりソーシャルメディアを起点に人気が拡がり、Spotifyでもロングヒットを記録。2024年1月にはSpotifyのRADAR: Early Noise 2024に選出され、1月22日には初めて日本のデイリーチャートで2位を獲得、その後も4ヶ月以上にわたりトップ10入りを続けた。
また、9位には2024年1月より音楽活動を開始したNumber_iのファーストシングル「GOAT」がエントリーした。Number_iは楽曲をリリース後、「Clips」(30秒未満のタテ型ショートビデオ)、アーティストプレイリストなどのSpotify限定コンテンツも数多く公開しており、「GOAT」リリース時に公開されたClipsでは、各メンバーが「GOAT」の注目ポイントを歌とダンスの視点からそれぞれ語っている。
上半期に海外で最も再生された国内楽曲
上半期に海外で最も再生された国内楽曲は、国内ランキングに続いて Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」となり、2位には藤井 風「死ぬのがいいわ」、3位にはKing Gnu「SPECIALZ」が続いた。
「Bling-Bang-Bang-Born」は海外からの再生比率が6割を超えており、日本を除いた最も再生されている国と地域は、7月11日時点でアメリカ合衆国、メキシコ、インドネシア、ドイツ、フランスとなっている。
また、2023年に海外で最も再生された国内の楽曲ランキングトップ10のうち、6曲*が今回もランクインし、ストリーミングの特性によるロングヒットを裏付けるような結果となった。
*注: 死ぬのがいいわ、アイドル、NIGHT DANCER、KICK BACK、Tokyo Drift (Fast & Furious)、夜に駆ける
上半期に国内でSpotify上から最もSNSにシェアされた国内の楽曲
国内で上半期にSpotify上から最もSNSにシェアされた楽曲はJO1の「Love seeker」となった。2位にはNumber_i「GOAT」、3位にはTravis Japan「T.G.I. Friday Night」が続き、昨年同様に強いファンダムを持つアーティストが上位を占めた。
JO1は、2023年に国内でSpotify上から最もSNSにシェアされたアーティストにも選ばれており、2024年5月にはJO1メンバーが音楽トークを展開するSpotify限定ビデオポッドキャスト『JO1 MATCHA TIME』(英語字幕付)を公開した。
出典元:Spotify
構成/こじへい