猛暑対策に革命が起きた!
リキッドウインドの操作は、スイッチひとつでできるシンプルなもの。まずはスイッチを3秒間長押しして、電源をオン!
モードは2種類あり、5分ごとに自動で冷却水を送水する「オートマチックモード」か、スイッチを押した時だけ送水できる「マニュアルモード」のどちらかで使用することができます。
オートマチックモードとマニュアルモードの切り替えは、スイッチを3回早押し。オートマチックモードであっても、任意のタイミングでスイッチを押すことで、いつでも冷却水を送水することができます。(スイッチ1回押しで5ml、2回押しで10ml送水できます)
まずは試しに首元をめくった状態で送水の様子を見てみると、送水口から「ブシャッ」と勢いよく冷却水が出てきているのがわかります。
ご覧の通り、送水の位置と方向がしっかり固定されているため、ベストを正しく着用すればインナー以外を濡らすことはありません。ヘルメットや顔にかからないので、運転中も安心して送水ができますね。
続いてベストを閉じ、実際に身体に浴びてみると…冷たい冷却水が身体を濡らして、一気に涼しく感じられるではないですか!
これまで自分で考えてきたどんな猛暑対策よりも、ダイレクトで手軽に身体が冷やされる実感があります。特に冷却パックで冷却水がひんやりと冷えている点が、効果を増しているようです。
「これは期待できそうだぞ!」とバイクで走り始めたところ、見事、効果は抜群でした。胸から背中にかけて、気化熱とメントールのダブル効果でスーッと冷たい風が通り抜けていくような感覚があるのです!
この日は最高気温35度に達するような猛暑日。いつもなら30分でダウンするような環境を、1時間ほど休憩なしで通して走ることができました。これは、猛暑対策に革命が起きたといっても過言ではありません!
ポイントは、少しでも「暑いな」と感じたらスイッチを押して冷却水を浴び、身体が疲労を感じる前に冷やすこと。合計6時間ほど走る中で、体力を温存しながらツーリングを楽しむことができました。
ちなみに、リキッドウインドの活用シーンはバイク以外にもたくさんあります。例えば屋外や、エアコンのない場所で作業をする際にもおすすめです。筆者は実際に、屋外での取材中と畑での軽作業中に使用をしてみました。
風が吹くたび背中がスーッと冷えて、いつもはぬるく感じる風がご褒美のように感じられます。
ただし風の強さに強弱があるため、バイクと比較すると効果が半分ぐらいになったように感じました。常に強い風を浴びるために、作業の際はファン付き空調服と併用するのがおすすめです。
「革命が起きた!」と驚きを感じた、アールエスタイチの『リキッドウインド』。この夏もハードにツーリングを楽しみたいライダー・屋外作業中の猛暑対策にお悩みの方は、是非試してみてはいかがでしょうか?
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・アールエスタイチ『リキッドウインド』
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.