小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

エキサティングなドライブを堪能させてくれるメルセデスAMG「SL63 4MATIC+」の実力

2024.07.22

紳士的なスポーツカーから爆音を周囲に響かせるスーパーカーに変身

 走るためにメルセデスAMGが「SL63」に投入した装備だけでもこれだけある。さらにドライビングモードも備えている。こう書いているだけで、走り出したくてウズウズしてくるのだ。早速、実車に乗り込むと、重心を低く、重量も軽くするために、ルーフは三重構造のホロを採用している。最初はホロを立てた状態で乗りこむ。着座はやや高めでもヘッドスペースは確保されている。ボンネットも見える。

 スタートボタンを押し、ギアをDに入れる。ここでちょっと興ざめしたのが、シフトレバーがコラム右から生えているメルセデス・ベンツ特有のレバータイプだったこと。「Aクラス」と同じだ。R/N/DのポジションでPはレバー頂部を押すタイプ。気を取り直してダイナミックセレクトをコンフォートに選択し、スタートする。

 V8、4.0Lのツインターボエンジンは1500回転でもスムーズに走る。ハーフスロットルで走行すれば「SL63」は大人しい2シーターのオープンカーを演じてくれる。高速走行中にアクセル・オフにするとエンジンと変速機を切り離すコースティング走行もできる。

 ハンドルスポークに内蔵されているダンパー調節ダイヤルとモード切り替えダイヤルを操作しながら走行した。100km/hのDレンジは1400回転。加速データを計測するために、全開で走行すると、V8、4.0Lのツインターボはレッドゾーン(7000~8000回転)手前の6600回転まで回り、0→100km/hを3秒台後半で走り切った。

 V8エンジンは4000回転をオーバーすると、それまでの紳士的なスポーツカーから爆音を周囲に響かせるスーパーカーに変身。5000回転までの2速は75km/h、3速は90km/h、4速は130km/h。パドルシフトを駆使しながらのワインディング走行は、腕さえあれば、最高にエキサイティングな瞬間だ。

 ミシュランのタイヤ「パイロットスポーツ4S」、前275/35ZR21、後305/30Z21のタイヤがしっかりと路面をとらえ、4輪5リンクサスと4輪操舵、4輪駆動が相互に働き、絶妙なコーナリングを楽しませてくれた。これまでのラグジュアリー志向の「SL」とは異なり、1952年に登場し、ルマン24時間耐久レースで1、2フィニッシュを飾った「300SL」をベースに造られた初代「SL」に近いスポーツマシン、それがこの「SL63 4MATIC+」なのだ。

■関連情報
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/cabriolet-roadster/sl/overview.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年10月16日(水) 発売

DIME最新号は「感性を磨くホテル50」、オフィスで映えるスニーカー特集も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。