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〝VTuberの聖地〟秋葉原エンタスが愛され続ける理由

2024.07.21

秋葉原には〝VTuberの聖地〟と呼ばれる場所があるのはご存じだろうか。

秋葉原のシンボル「オノデンビル」の5階にあるイベントスペース「秋葉原エンタス」だ。

これまでに渋谷ハル、ホロライブなど数々の有名VTuberがリアルイベントを行なった場所として知られ、いまや業界関係者にとってはVTuberや配信者の登竜門的な場所でもあるという。

どのような場所なのかイベントに潜入レポートをしながら、「秋葉原エンタス」の魅力を紹介していきたい。

秋葉原のシンボル「オノデンビル」

プロeスポーツチーム「Cyber Geek」のオフラインイベントに潜入

6月某日、秋葉原エンタスでVTuber、ストリーマー、プロゲーマーが出演するオフラインイベントが開催された。

イベントを開催したのは、鉄人エンタープライズとイマジカインフォスが共同運営するプロeスポーツチーム「Cyber Geek」だ。今年、4月に発足したばかりのプロジェクトだ。

配信でチームを盛り上げるクリエイター部門には登録者22万人を超える人気VTuber「いぬねこ」、10代を中心に支持を集める「えんちょう」「えびす」の兄弟VTuber「身に鬼」などが所属し、VALORANTの女子部門には世界大会出場経験もある「Len」選手を中心に有力なプレイヤーが多数所属しており、今年のダークホースと話題になっている。

昼と夜の二部制で行なわれたイベントは、VTuberのいぬねこさん、身に鬼さん、玖兎音るうさん、競技チームからLen選手とDori選手などが出演。100名以上のファンが訪れ大盛り上がりを見せていた。

目玉のイベントは、ファンが推しの出演者とトークできる1on1イベント。

巨大なスクリーンに映し出されたVTuberと直接お話や2ショットを写真が撮影できる貴重な機会に、会場はファンの喜ぶ声であふれていた。

1on1イベントの様子

会場の全景

ファーストイベント終えたLen選手とDori選手からは、エンスタの感想と7月から始まるVALORANT GC部門の『VALORANT GAME CHANGERS 2024』Split2の意気込みを語ってくれた。

Len選手

「CyGに入って初のイベントで楽しかったし、時間が過ぎるのが早くて吃驚しました。次回が待ち遠しいです。クリエイターさんと日ごろかかわる機会がないのでイベントをきっかけにみなさんの配信を見に行くようになり、すっかりファンになってしまいました。笑 split2は優勝してきたいと思います」(Len選手)

Dori選手

「CyGに加入してから初めてのイベントで緊張していましたがクリエイターの皆さんや運営さん、そしてファンの皆さんが温かく素敵なイベントでとても楽しかったです。split2は最高のメンバーと共に優勝していきたいと思います!」(Dori選手)

※上記インタビューは6月に実施

※7月下旬に行なわれた『VALORANT GAME CHANGERS 2024』Split2の結果、Cyber Geekは惜しくも4位だった

オノデンビルは秋葉原の再開発で取り壊し予定

秋葉原エンタスを運営するサークルコネクトの蒲原拓矢さんは、秋葉原エンタスが〝VTuberの聖地〟と呼ばれている理由について教えてくれた。

「2018年に秋葉原をVTuberがジャックするイベントがあったんです。ちょうどのそのタイミングでななしいんくのVTuber・因幡はねるさんのオフ会『因の者オフ会』をここでやったのが最初です。それからずっとVTuberの方にご利用いただいています」(蒲原さん)

2018年の9月にオープンして、上記オフ会が11月。エンタスの歴史はVTuberと共に作り上げてきた。

「これまで、にじさんじさん、ホロライブさん、ぶいすぽっ!さんをはじめ多くのVTuberさんに出演していただきました。年間で100組以上のVTuberイベントが行なわれています」(蒲原さん)

チャンネル登録者数85万人を超える人気VTuber・渋谷ハルさんが先生に、来場者が学生服を着て生徒になる「学校みたいな」をテーマにしたイベント『エンタス学園』、アーティスト系VTuber・AZKiさんの初の単独リアルライブなど、VTuberファンなら一度は聞いたことのあるイベントの数々が行なわれている。


エンタスでイベントをしたVTuberやストリーマーのサインが至る所に

「最近は、VTuberのリアルイベントができる会場は増えてきましたが、2018年、2019年当時はそこまでありませんでした。まだ世間も『VTuberって何?』という時代でした。

私は、その時代からVTuberと『一緒に過ごすことができる空間』を目指していました。エンタスは天井も低く、イベントスペースとしては足りない部分もあります。でも、このスペースだから作れる一体感や臨場感もあります。巨大なプロジェクターを導入したり、複数のネット回線を取り入れたりして、より身近にリアルに感じられる空間を作ることを意識してきました。

その結果がVTuberさん本人やVTuber事務所、そしてファンの皆様にも気に入っていただき〝VTuberの聖地〟とまで呼ばれるようになったのではないでしょうか」(蒲原さん)

昨年、秋葉原エンタスのあるオノデンビル一帯は再開発が行なわれることが決定した。オノデンビルもいずれ取り壊されることになるという。

「まだまだ秋葉原エンタスはVTuberさんや配信者さんのイベントを行なっていきますので、最後まで一緒に盛り上げていきましょう!」(蒲原さん)

取材・文/峯亮佑

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