現代人の日常生活とスマホは切っても切り離せない。それは子どもたちも同様で、今の時代、スマホを自由自在に使いこなしている小中学生も多い。
では、そういったスマホを所持している小中学生は、親との間にどのような「スマホルール」を設けているのだろうか?
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所はこのほど、関東1都6県の小学生及び中学生とその親を対象に「スマホの親子間ルール」に関する意識調査を実施し、600の回答を得た。
1. スマホの親子間ルール、学年問わず料金・課金に関する項目が上位に
小中学生がスマホを所有するにあたって親と結んでいるルールとしては、学年問わず、料金・課金に関する項目が上位になるとわかった。また、小学生では時間・場所のルール、中学生になると、個人情報に関するルールが上位になっていた。
なお、スマホを持たせていて、1つもルールを設定していない親は、小学校低学年は0%、高学年でも1%、中学生になっても5%と少なかった。
表1. 【小中学生】スマホ親子間ルール(学年別)%
2. 小学生高学年の約6割が、設定した親子間スマホルールを破ってしまうことが判明
次に、スマホのルールを設定している親を対象に「子どもに設定したルールを破られた経験があるか」と尋ねた。その結果、小学生高学年では58%が「ルールを破られた経験がある」と回答した。小学生高学年ではスマホを持つ児童が多く、さらに利活用も活発となってくることが関係しているのではないだろうか。
図1. 【小中学生】設定した親子ルールを破ってしまう割合
※スマホ所有者の中で親子間ルールを設定している人が対象