キヤノンは、「EOS Rシステム」初のフラッグシップモデル「EOS R1」を2024年11月に発売すると発表した。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は1,089,000円。
↑EOS R1(RF24-70mm F2.8 L IS USM装着時)
新たな映像エンジンシステム「Accelerated Capture」やディープラーニング技術の活用により、フラッグシップ機として求められる静止画・動画性能を実現!
「EOS R1」は、「EOS-1D X Mark III」(2020年2月発売)の高信頼性・高耐久性を継承しながら、高い撮影性能を兼ね備えたフルサイズミラーレスカメラ。映像エンジン「DIGIC X」に加え、新開発の映像エンジン「DIGIC Accelerator」と裏面照射積層CMOSセンサーの組み合わせによる新たな映像エンジンシステム「Accelerated Capture」やディープラーニング技術の活用により、フラッグシップ機として求められる静止画・動画性能を実現。プロの高いニーズに応える。
■主な特徴
・狙った被写体を素早く捉え粘り強く追尾し続ける高精度AF
デュアルピクセルCMOS AF初となるクロスAFに対応することで、被写体の模様や障害物の影響を抑えて被写体を捉えることができ、安定した撮影を実現する。
また、新開発の映像エンジンシステム「Accelerated Capture」とディープラーニング技術の融合による、被写体を追い続けるための強化されたトラッキング性能、サッカーのシュートなどの特定のアクションを認識し素早くAFフレームを合わせる「アクション優先」機能、「EOS R3」(2021年11月発売)から進化した視線入力AFなどを活用することで、素早くフォーカスを合わせ、狙った被写体を粘り強く追尾することができる。
・決定的瞬間を逃さない高速連写や快適な撮影を実現する新開発の電子ビューファインダー
電子シャッター時、最高約40コマ/秒を達成しながら、「EOS-1D X Mark III」のメカシャッターと同等レベルにローリングシャッター歪みを低減。また、「プリ連続撮影」機能を搭載することで、シャッターボタンを押したタイミングから最大約20コマ分遡って連続撮影することが可能だ。
これらの機能に加え、快適な撮影をアシストするEOSシリーズ最多となる約944万ドット、ファインダー倍率約0.9倍、EOSシリーズ最高輝度を達成した新開発の電子ビューファインダーを搭載することで、さまざまな撮影環境で、決定的瞬間を捉えることができる。
・新開発のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーや「カメラ内アップスケーリング」機能などによる高画質の実現
新開発の有効画素数最大約2420万画素のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーを採用し、常用ISO感度100~102400(静止画撮影時)をカバーすることで、明るい屋外でのスポーツ撮影から夜間の報道撮影までさまざまなシーンでの高画質な撮影が可能。
また、「カメラ内アップスケーリング」機能では、アプリケーションなどを介することなく、最大約9600万画素の画像をカメラ内で生成し、トリミングをしたい場合などでも活用できる。
製品情報
https://personal.canon.jp/product/camera/eos/r1
構成/立原尚子