夏休みに出される大量の宿題は、多くの小学生たちを悩ませ、夏休み終了間際に大変な思いをした人も多いと思う。一方近年では、宿題の量を減らしたり、なくしたりもする動きも見られるという。
そこでベネッセコーポレーションは、全国の小学生4,672人と保護者1,728人に、夏休みの宿題に関する調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
保護者の半数以上が、「自分が小学生の時と比べて、子どもの夏休みの宿題の量は少ない」
Q. おうちのかたが小学生の時と比べて、お子さまの夏休みの宿題の量はどのように感じますか?(単一回答) n=保護者1,728人
保護者に、子どもの夏休みの宿題の量をどのようにとらえているかを聞いたところ、半数以上が「少ないと感じる」と回答した。
ベネッセ教育総合研究所が東京大学社会科学研究所と共同で実施している調査では、2015年~2023年までの9年間で小学生が「宿題」(夏休みに限らず「宿題」全般)にかける時間が、やや減少していた(※)。実際に宿題は少なくなってきているといえるかもしれない。
もっとも大変な宿題は、親子ともに「自由研究」
夏休みの宿題の中で、もっとも大変だと思う宿題を聞いたところ、子ども・保護者ともに「自由研究」がトップに。次いで、読書感想文、日記・絵日記が続き、自分の考えや出来事をアウトプットして表現することが必要な宿題のハードルが高い様子がみられる。
Q. 夏休みの宿題で、もっとも大変だと思うものは何ですか(複数回答)n=小学生4,226人
Q. 夏休みの宿題で、もっとも大変だと思うものは何ですか(単一回答)n=保護者 1,728人
小学生の親子にとって「もっとも大変」と感じられる自由研究だが、52%の保護者が何らかの形で「子どもの自由研究を手伝う」と回答。「手伝わずに子どもにまかせる」という回答は3%であった。
Q. 自由研究について、おうちのかたはどのように関わる予定ですか?(単一回答)n=保護者1,728人