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定年まであと10年。セカンドキャリアはボディケアに焦点を絞って念願のサロンをオープン【セカステReal】

2024.07.25

新しい世界に挑戦してもブレない秘訣

──そしてついに2022年10月、自宅にサロンをオープンしました。現在のお仕事のスケジュールは?

吉田:オンラインクラスが週2回、対面クラスが週2回、合計週4回、ヨガを教えています。そこに出張授業や個人授業が入ったりします。

また自宅サロンについては1か月、10名ほどのお客様に通っていただいています。まずは月2回で通ってもらって、骨格が整ってきたら月1回ペースに。5回、10回の継続コースがあります。

──毎日充実されていると思うのですが、苦労しているところは?

吉田:やはり集客が大変ですね。広告にお金はかけられないので、苦手なSNSを日々がんばっています。ヨガの集客のときはSNSを使わなかったので、恥ずかしながらほぼ初めてで……。最初はものすごく抵抗がありました。骨格ベクトレの講座で出会った仲間たちはSNSの強者たち。ストーリーをうまく使ってとか、顔出しして発信しなきゃダメって、つねに発破かけられています。でも毎日更新しているとやっぱり反応がある──だから苦手だけど、とにかくがんばって毎日向き合っています。

インスタグラムより。自ら顔出しして骨格ベクトレケアを始めてからのビフォアアフターを伝える。

──集客は大変そうですが、フリーランスになってよかった点は何でしょう?

吉田:自由を得た分、全ての責任は自分にある。孤独を感じることもありますが、自分の判断やがんばりで少しでも結果が出たときは、今までにない喜びがジワッと感じられます。

また会社員を辞めてから、父の介護が本格的になったんです。自分でスケジュールを管理することができるから、母とともに父をじっくり見られる。その面でもよかったなと思います。

──今後の目標はありますか?

吉田:今秋、サロンが2周年を迎えます。その前にリニューアルオープンを考えています。サロンのお客様から、ただリラックスするだけのメニューがあってもいいよねって、リクエストされまして。骨格ベクトレに加えて、リフレクソロジーとネオヒーラー(からだの生体電流のバランスを整える効果があるマイクロカレントを発生させるマッサージ機器)を用いた施術、そしてよもぎ蒸しもメニューに加えたいと思っています。「骨格ボディケア」ではなく、「ボディケア」に変える予定です。

──セカンドステージを考えているみなさんに、アドバイスはありますか?

吉田:今いる場所からほかの環境に移るのはどうしても不安がつきまとうものです。でも思い切って飛び込んでしまえば、そこには相談できる人や刺激を与えてくれる人との新しい出会いがあります。そしてその環境が、不安な背中を新しい世界へ推し進めてくれるのだと思います。

日ごろから自分の基になっているものは何かを考えておくと、きっと新しい世界に挑戦してもブレないと思います。

つねに自分は何が好きか、何がしたいのか、を考える。不安になったら、そこへちょこちょこ立ち返ることが大事だと思います。

自宅サロンの看板。サロン名「123 body care」の「123」は吉田さんの大好きな数字、そして「泉」を数字で表したもの。今秋のリニューアルでは「骨格ボディケア」を「ボディケア」に変更する予定。

吉田さん主宰のヨーガサークル HariOm(ハリオム)
東京都板橋区の志村坂上地域センターでの対面クラスとZoomオンラインクラスあり。
http://izu2011.blog.fc2.com/

骨格ボディケアサロン123bodycare
女性限定のパーソナルセッション(対面施術)を実施。※治療目的ではありません。
https://lit.link/123izuyo

取材・文/国松 薫

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