携帯一つあればもうすぐできちゃうのが「ポッドキャスト」の良さ
――目標をしっかり定めて、緻密に計算して立ち上げたと。
ルナ:でも最初のうちは、イベントのスタッフをやっていた男の子1人だけが聞いているという状況がずっと続いて。でもポッドキャストの反響は地味にじわじわとくるものだと思っていたので、ずっとやり続けようという感じで。お琴が「TikTok」や「インスタ」のほうをいろいろやってくれていたんですけど、それが話題になると「ポッドキャスト」の反響がいいな、という感じでしたね。だから一時期はSNSを手当たり次第やってましたね。
お琴:「ポッドキャスト」でバズるというより、1年間週2回のペースで、計100エピソードをやるという目標を立てて、とにかくやりきろうとがんばりました。結果、ありがたいことに反響も大きくて現在も続けていますが、もし納得のいく結果が出ていなかったら、辞めるという選択肢をとっていたと思いますね。
――目に見えて、聴いている人の数字が伸びてきたと。
ルナ:「ポッドキャスト」って、他の媒体と違って、フォロワー数がどのくらいとか、何回再生されたとかっていう具体的な数字が出ないんですよ。だから自分の『やりたい!』という思いと、配信の認知が広まっていく感じが楽しいですよね。
――いい意味で数字に追われないという良さがあるかもしれませんね。ところで、トークのネタ、配信のテーマはどのように決めているのですか?
お琴:グループLINEとかnoteにネタ専用の書き込む場所を用意して、何か面白いことがあったらすぐそこに書き込むっていうふうにお互いにしていますね。
ルナ:そうやって常に音声配信のことを考えながら生活するのは楽しいんですけど。トークにもできるからというので、結婚相談所への登録とか、いろんなことを経験しすぎてしまって。その経験があるがゆえに、ガチの恋愛をするのは難しくなっているな、という感じがあるのが悩みですね。
――『結婚したい乙女たちの』と銘打っているのに、配信をやればやるほど結婚から遠ざかってしまう。
お琴・ルナ:……。
――これまでの実体験から、新たに「ポッドキャスト」を始めようみたいな人たちに対して、こういう感じで取り組んだほうがいいよとかアドバイスできることってありますか。
お琴:とりあえず1回、やってみて。ということですね。それと、自分たちは100回やって、結果というか、手応えのようなものが出てきた体感があるので、とにかく回数こなしってことですね。考える前にも携帯一つあればもう今できちゃうのが「ポッドキャスト」なので、まずはやってみてください」
ルナ:ポッドキャスターさんたちは、とにかく自分の話したいことを話している。だから、話したいことを自由にトークするのが一番だと思います。本当に世間に広く認知されるような配信を作りたいのであれば、誰にどんなことを伝えたいのか、目標や目的をクリアにして、その上で自分の話したいことを話せばいいかと。
――最後に、配信の中では結構ぶっちゃけたトークをしているお2人に、込み入ったお話をうかがいたいのですが。
ルナ:どうぞ……。
――男性がそういったお店へ行くのを浮気と考える女性は多いと聞きますが、お2人の見解は?
ルナ:そのあたりは、これまでの『アダルトーク』をきいていただけると、わかっていただけるかと。
男性諸君! 心当たりのある人はすぐにチェックしてみるべきだろう。
『結婚したい乙女たちのアダルトーク』は毎週火曜日と土曜日に新エピソードを配信中。
書籍『いつかは結婚したい乙女たちのアダルトーク』は主婦と生活社より発売中。
取材・文/渡辺雅史