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エアコンを使っていて気になるのはやっぱり電気代。
使わない時は電源オフ、弱運転やエアコンのつけっぱなし……色々節約をしてみるものの、結局どれが一番節約につながるか難しいところ。
今回は、エアコンの電気代を節約する8つのポイントをご紹介していきます。
エアコンの電気代の計算方法
エアコンの電気代を節約するために、まずは普段いくら電気代がかかっているのかを計算してみましょう。
1時間あたりの電気代の求め方は以下の通りです。
1時間あたりの消費電力(kW)×31(円/kWh)
※電力料金目安単価31円/kWh(税込)【2022年7月改訂】で計算
エアコンの消費電力は、冷房と暖房ともに最小値と最大値がカタログなどで表記されることが通常です。
冷房の消費電力が130~920Wと表記されている場合、1時間あたりの電気代は次の通りです。
・最小値
130W÷1000=0.13kW
0.13kW×31円/kWh=4.03円
・最大値
920W÷1000=0.92kW
0.92kW×31円/kwh=28.52円
エアコンの電気代を節約する方法は?
弱運転にするのか、自動運転にするのか。中にはエアコンをつけっぱなしにすると電気代が安く済む……そんな噂を聞いた人もいるのでは?
では、エアコンの電気代をどのようにして節約するのかをご紹介していきます。
1.こまめなフィルター掃除
フィルターに汚れが溜まると設定温度に達するまでの時間がかかり、電気代が高くなる可能性があります。
なので、2週間に1回を目安に、フィルター掃除を行いましょう。
2.扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させる
室内の冷気は下に、暖気は上に溜まりやすくなります。なので、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させましょう。
循環させることによって、室内の隅々まで冷気や暖気が行き渡りやすくなり、室温をキープしやすくなります。
また、エアコンの風向板の向きを、冷房では水平に暖房では下向きにすることによって、室内の空気を循環させることができます。
3.窓に工夫する
夏は暖気、冬は冷気が窓から入りやすくなり、室内が暑くなったり寒くなったりします。
冬は断熱シートを貼り付け、夏はすだれや日よけタープで日差しを遮断するなど、窓に工夫をすると電気代の節約につながります。
4.室外機周りに物を置かない
エアコンの室外機周りに物があると、熱をうまく排出できず、エアコンに余計な負荷がかかることも。
なので、室外機周りには物を置かないようにしておきましょう。
5.部屋の広さに合ったエアコンを選ぶ
6畳用のエアコンを、6畳よりも広い部屋で使うと、設定温度になるまで時間がかかり電気代が高くなります。
逆に、6畳の部屋で10畳用のエアコンを買った場合、購入費用が高くなってしまいます。
なので、エアコンに設定されている「畳数の目安」を確認して購入するのも、電気代を節約する手段のひとつです。
6.温度と風量を適正にする
環境省では、室温を夏は28℃、冬は20℃にすることを推奨しています。
そして、エアコン設定温度を1℃緩和した場合、消費電力量は冷房時で約13%、暖房時で約10%削減されると見込まれています。
【参考】エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査 環境省
7.基本的に自動運転を選ぶ
エアコンを自動運転にすると、設定温度になるまでは強運転になりますが、到達すると省エネモードや弱運転になります。
さらに、風量が自動運転になると、エアコンが最適な風量を自動で調整。部屋の温度調整が効率的になります。
パワーを抑えつつ、室温を上手にコントロールしてくれるので、人が操作するよりも電気代の削減に繋がりやすくなっています。
【参考】エアコンは自動運転で賢く節電!設定温度の目安や弱運転との違いも解説
〝自動運転〟と〝弱運転〟はどちらが電気代節約できる?
エアコンは設定温度になるまでが最も電力を消費します。なので、弱運転や微風は、設定温度になるまでに時間がかかり、その分電気代もかかります。
なので、弱運転にするよりも、自動運転にしておく方が電気代の節約につながるでしょう。
8.タイマー機能を上手に活用する
タイマーを使うと、不在時や就寝時にエアコンのオン/オフをコントロールするなど、余計な電力消費が抑えられます。
エアコンのつけっぱなしは電気代節約になる?
「エアコンをつけっぱなしにした方が電気代は安くなる」という話を聞いたことがある人も多いのでは。
エアコンが最も電力を消費するタイミングは、設定温度になるまでの時間帯。なので、外出するたびにエアコンをオフにすると、余計な電力を消費してしまいます。
もし、短時間の外出なら、つけっぱなしの方が電気代の節約につながると言えます。
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※データは2024年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/山田ナナ