コスパよし!タイパよし! 人気のお酒×魚肉練り製品 味わうペアリングをご紹介
このように、おつまみを選ぶときに重視するポイントの上位に「価格(30.8%)」、「すぐに食べられる(30.3%)」が挙げられたわけだが、お手頃な価格ですぐに食べられる食品の一つが「練り製品」だ。そこで以下では、発酵料理家の真野遥さんが提案する「人気のお酒と魚肉練り製品のペアリング」を紹介する。
真野遥(まの・はるか) 料理家、発酵室よはく店主。日本酒に合う発酵食レシピの提案を中心に、企業やメディア向けのレシピ開発やコラム執筆など幅広く活動中。東京での5年間の料理教室主宰を経て、2023年に京都へ移住。左京区で酒屋「発酵室よはく」をオープン。発酵を通じて暮らしに余白を醸すことを目標としている。著書に『手軽においしく発酵食のレシピ』(成美堂出版)、『いつものお酒を100倍おいしくする最強おつまみ事典』(西東社)がある。
■レモンサワー×ちくわ
味も食感もしっかりしているちくわは、酸味がキリっときいているレモンサワーに合わせると、メリハリが生まれて心地よく楽しめます。クセのない味わいと皮のシャキッとした食感が、炭酸系の飲み物と合います。
●さらにひと手間
黒コショウをふるのも美味しいです。ちくわの穴に、らっきょうを詰めて一口大に切った「らっきょうちくわ」もレモンサワーにぴったりです。
■ビール(発泡酒)×さつま揚
さつま揚の、揚げたことによる油のこってり感をビールの発泡感がサラッと流し、さつま揚の甘味をビールの苦味が引き締めてくれます。
●さらにひと手間
マヨネーズ、紅生姜、青のりをトッピングしてお好み焼きアレンジ。パンチのある複雑な風味になり、飲みごたえのあるビールによく合います。
■白ワイン×笹かま
淡白でしっとりしたクセのない笹かまの風味が、白ワインとぶつからずにすーっと流れていきます。
●さらにひと手間
笹かまのカルパッチョ。スライスした笹かまにレモン汁とオリーブオイルを垂らし、あれば玉ねぎスライス、パセリやディルなどのハーブを散らしてカルパッチョにすると白ワインの軽快な味わいにより合います。
■ハイボール×カニカマ
カニカマは練り製品の中でも香りが強く、カニの風味がしっかりしているため、ウイスキーの複雑な風味に負けません。
●さらにひと手間
マヨネーズとパン粉を散らしてトースターで焼く。マヨネーズのこってり感とパン粉のサクサク感がプラスされ、ハイボールの発泡感とウイスキーの風味にマッチします。
■日本酒×かまぼこ・笹かま
日本酒に、淡泊なかまぼこや笹かまの味がしっくりなじみます。お刺身に見立て、わさび醤油をつけたり青じそで巻いてみるのもおすすめです。
●さらにひと手間
かまぼこに切り込みをいれ、クリームチーズとわさびと鰹節を混ぜたものを挟むと、クリームチーズのコクと鰹節の旨味が日本酒と調和し、わさびの辛味がアクセントとなってさらにおいしく味わえます。
<調査概要>
調査機関:アイブリッジ株式会社および株式会社紀文食品
調査日:2024年4月15日(月)~4月17日(水)
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:飲酒(ノンアルコールを含む)をする全国の男女360名
└年代:20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳/男女各45名
└飲む頻度:毎日飲む、週4-5回、週2-3回、週1回、月2-3回、月1回/男女各30名
※調査内容の「お酒」はノンアルコールを含む。
出典:株式会社紀文食品
構成/こじへい