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脱炭素などの社会課題解決にブロックチェーンを活用する新しい仕組み「ReFi」とは?

2024.07.31

ReFi

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 世界が直面する気候変動や資源問題などの課題解決にブロックチェーン技術を活用し投資を呼び込むReFi(再生金融)が、伝統的な既存の金融の仕組みと比べて合理性が高いとして世間から注目を集めている。Web3の金融機能「DeFi」(分散型金融)と似た言葉だが、ReFiでは、エネルギーなどの「再生」を目的とする点が異なる。

 企業などの二酸化炭素排出量を取引するカーボンクレジット市場「クリマDAO」や、森林減少の阻止を呼びかける寄付ファンド「Moss」など、実装例が増えつつあるという。その背景について、Web3業界に精通した事業投資会社TECHFUNDの松山雄太さんはこう解説する。

「環境問題をはじめSDGs関連の施策がうまくいかない理由のひとつに、投資の使途や効果が不透明という点があります。そこで、ブロックチェーン技術で経済価値のある『トークン(暗号資産)』を発行することで透明性を保ちつつ、保有者に様々なインセンティブを与えて経済性を向上させ、社会問題の解決を目指します。また同技術は、〝注目の社会課題で稼ぐ〟という新たな視点での投資判断ができるのもメリットです」

 ReFi以外にも様々な目的を持つ「●●Fi」が今後登場し、これらが相互接続して様々な課題解決に投資マネーを呼び込む世界になるかもしれない。

ReFi投資を募りリターンを得る仕組み自体は既存金融と同じだが、「この仕組みのほうがインセンティブ設計の柔軟度が高いです」(松山さん)

ReFi

取材・文/久我吉史

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