「湿度・風・寝不足・二日酔い」熱中症リスクが高まる要素の認知率
全回答者(1,000名)に、熱中症に関する内容を提示し、知っていたか質問。
中症の発生には、気温や輻射熱のほか、湿度や風速も関係している。≪湿度が高いところでは熱中症になりやすいこと≫では、「知っていた」が68.4%、「知らなかった」が31.6%と、知っていた人が多数となった。
年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、60代以上(80.7%)では8割を超えている。
≪風がない(または弱い)ところでは熱中症になりやすいこと≫では、「知っていた」が71.9%、「知らなかった」が28.1%と、大半の人に認知されていることが判明。
年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、60代以上(81.9%)が最も高くなり、40代(75.0%)、30代(74.4%)が続いた。
熱中症の発生には、その日の体調や生活状況も大きく影響する。
≪寝不足だと熱中症になりやすいこと≫では、「知っていた」が65.8%、「知らなかった」が34.2%という結果に。
年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、30代(71.4%)と60代以上(70.5%)が特に高くなっていた。
≪二日酔いだと熱中症になりやすいこと≫では、「知っていた」が50.0%、「知らなかった」が50.0%と、両者が拮抗する結果となった。年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、30代(60.7%)が突出して高いくなっている。
≪肥満だと熱中症になりやすいこと≫では、「知っていた」が35.6%、「知らなかった」が64.4%と、知らなかった人の割合が高くなった。
年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、いずれの年代でも半数を下回り、40代(28.0%)では3割に満たない結果に。
睡眠時間が短いと、翌日に体温調節機能が低下するとされている。また、二日酔いの人はからだが脱水状態になってしまう。このような状況のときは、暑い場所での活動を避けるなど、熱中症に注意する必要がある。
肥満の人や幼児、高齢者なども熱中症に陥るリスクが高いとされているので、夏季は熱中症対策を十分に意識してほしい。
調査概要
調査タイトル:熱中症に関する意識・実態調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の15歳以上の男女
調査期間:2024年6月4日―6月5日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社
※「タニタ調べ」
関連情報
https://www.tanita.co.jp/
構成/Ara