小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

生成AIを使う際に避けて通れない著作権について知っておくべきこと

2024.07.17

2024年4月からDIMEにて連載が始まった「マンガでわかる生成AI」の原作を担当している、アステリア株式会社、および生成AI協会(GAIS)のエバンジェリスト、森一弥です。

今回は会社で生成AIを使う際に避けて通れない、著作権の話を考えてみたいと思います。

マンガでわかる生成AI【第1話】キャラ設定からはじめよう!

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」な...

結局のところ生成AIって使っていいの?

会社や所属している組織での業務として生成AIを利用している方はどのくらいいるでしょうか? 最近はChatGPTをはじめとしたテキストの生成AIでさまざまな画像を生成することも一般的になってきましたよね。音声や音楽、3Dモデルなでも作成できるようになってきました。しかし、この生成した画像をはじめとするコンテンツをそのまま公開する資料に含めたり、生成画像を元にしたポスターやWebサイトを作成したりすると著作権的に問題になるかもしれません。

AIをめぐる著作権の話は文化庁のサイトに講習の資料や動画があるので、こちらを見ていただくのが良いかと思います。

令和5年度 著作権セミナー「AIと著作権」

とはいえ、こちらのセミナーを見ても「で、結局のところ生成AIって使っていいの?」という疑問に白黒つくわけではありません。法律が作られた当時は生成AIは存在していなかったので、当然といえば当然ですよね。

さて、著者は法律の専門家ではありませんが、上記のセミナーの内容を踏まえた上で「こんな場合はどうなんだろう?」というのを考えてみました。 専門家としての見解は、こちらの記事もあわせてご覧いただくことをおすすめします。

生成系AIが作ったイラストや文章に著作権はあるの? 専門家に聞いてみた、デジタル時代の著作権の在り方【前編】 

生成AIで作成したコンテンツには著作権はあるの?

これは「無い」という見解になることが多そうです。現行の著作権は基本的に「人間」が作ったものに発生するので、生成AIによるプログラムが生成したコンテンツには発生しないとのこと。ただ、生成するための「プロンプト」を人間が作ったのであればそちらには著作権が発生するはずです。ということは、例えば画像生成AIでぱぱっと作られた美麗画像には著作権がなく、フリー素材と同様に使えるけれど、その画像を作ったプロンプトを手に入れて、自分で生成した画像を(プロンプトの)作者の許諾なく公開するというのは、まったく違う画像だとしてもNGということになるのでしょうか?

この場合、美麗画像の作者がプロンプトをめちゃくちゃ駆使して何度も創意工夫を繰り返して作ったものであれば「思想または感情を創作的に表現したもの」となることも考えられるので、著作権も発生しそうではあります。

なので、厳密にはケースバイケースということではないでしょうか。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。