小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

上質な乗り心地と文句なしの静粛性!圧巻の完成度に驚いたホンダの新型コンパクトミニバン「フリード」

2024.07.19

2024年6月27日に発売されたホンダの新しいコンパクトミニバンが、「こころによゆう 笑顔の毎日」をグランドコンセプトに開発された、3代目新型フリードだ。ボディサイズは全長、全高ともに拡大されたものの、標準車のシンプルでクリーンなエクステリアデザインが特徴のエアー(6/7人乗り)は依然、5ナンバーサイズをキープ。

クロスオーバーモデルとなるクロスターはSUVテイスト強め

一方、クロスオーバーモデルとなるクロスター(6/5人乗り)は、先代に対してクロスオーバー感、SUVテイストを強め、無塗装の樹脂製ホイールアーチプロテクターの出っ張りによって全幅が1720mmになることから、クラス、フリード初の3ナンバーボディとなる。もっとも、クロスターの基本ボディはエアーと同じで、ミラー・トウ・ミラー幅、取り回し性に違いはない。先代のフリード+に相当する大空間コンパクトワゴンと呼べる2列シート、5人乗りモデルはクロスターのみに設定されるようになっている。なお、パワーユニットはメインのハイブリッドとガソリン車を揃えている。

ここでは、受注比率70%のエアー、そして受注比率85%という、先代の1モーターハイブリッドのi-DCDから2モーターハイブリッドのe:HEVとなったハイブリッドモデルの新型フリードe:HEV AIR EXのFFモデルに試乗した。

運転席に乗り込めば、まずはインパネデザイン、7インチTFT液晶メーターの見え方が先代と異なる。先代のメーターはステアリングの上越しに見るアウトホイールタイプだったのだが、新型では一般的な2スポークのステアリングを通してみるインホイールタイプに変更されている。

新型フリードのインパネ

新型フリードの液晶メーター

先代フリードのインパネ

インパネ中央には最大11.4インチのセンターディスプレー(ホンダコネクトナビ/オプション)が採用され、先代のウッド調パネル張りから、シート地と同じ、撥水・撥油機能を持つファブテクト素材のファブリックが使われ、とくにブラックインテリアとともにあるグレージュインテリアは明るく、よりリビング感覚な心地よい空間が演出されている。

特筆すべきはステップワゴンのフレームを用いたシートのかけ心地の良さ。座面、背もたれともにソフトで、体重によってジワリと沈み込む、フランス車的なタッチが素晴らしい。そのソファ的かけ心地は2列目席も同様だ。

パッケージ、スライドドア開口部、人の座らせ方は、プラットフォームを先代からキャリーオーバーしたこともあって、基本的に不変。ただし、1列目席背後を30mm削ったため、2列目席の膝周り空間が30mm増しとなり、2列目キャプテンシート(FF)の場合、身長172cmの筆者のドライビングポジション背後で最大360mmもの膝周り空間があるのだから、2列目席のゆとりはクラス上のステップワゴン(の標準スライド時)に匹敵するほどだ。ライバルのシエンタにない、6人乗り、2列目キャプテンシートが選べるのも注目点である。

画像はクロスターの3列シート仕様

ここでプチトリビアを紹介すると、今回試乗した6人乗り2列目キャプテンシートe:HEVモデルの2列目席スライド量はフリード最大の360mm。これが4WDになるとリヤデフの関係から300mm(後ろ寄りが減少)となり、3列シートの2列目ベンチシートは120mm。クロスターの6人乗りはFF/4WDを問わず240mmとなる。つまり、もっとも2列目席膝周り空間に余裕が出せるのは360mmのスライド量を持つ6人乗り2列目キャプテンシートのe:HEVモデルとなる。

3列シート2列目ベンチシートのスライド量は120mm

ちなみに筆者が2-3列目席スルー(幅170mm)を使って、車外に出ることなく3列目席に移動すれば、頭上に130mm、膝周りは2列目席膝周り空間をそれでもゆったり座れる210mmにセットすると3列目席膝周り空間に80mmの余裕がもたらされることになる。シートもクッション感があり、横幅にも余裕(1150mm)があるため、やや膝を抱える着座姿勢にはなるものの、コンパクトミニバンとしてはかなり実用的な3列目席なのである。

ステップワゴンに乗っているかのような乗り味

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年10月16日(水) 発売

DIME最新号は「感性を磨くホテル50」、オフィスで映えるスニーカー特集も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。