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推し活でよく聞くファン用語「古参」の意味と正しい使い方

2024.08.19

「古参」という言葉はインターネットでよく見かける機会があります。この「古参」の言い回しは、本来の言葉の意味とは少し違ったスタイルで、若者世代へと広がりを見せています。

 ビジネスシーンでうっかり「古参」という表現を使うと、インターネットの感覚とは違うため、相手に失礼な印象を与えてしまうかもしれません。本記事では「古参」の本当の意味と、使い方の例文をシーン別でご紹介します。

 また、「古参」の類義語と対義語もまとめているため、複数の表現をマスターしましょう。

 「古参」の意味とは?

「古参」とは、昔からその役割を担っている人や、そこに居続けている人を意味します。

由来は以下のとおり、「古くから参上している」ことから。

「《古くから参上している意から》ずっと以前からその職や地位に就いていること。また、その人。」

出典:小学館 デジタル大辞泉

「古参」は、古くから特定の職や地位についている人に対して使う表現です。

「古参」は昔から存在する言葉ですが、現代的な用法で頻繁に使われるようになったのは、比較的最近のことです。

主にアイドルやアニメといったサブカルチャーのファンに対して、ファン歴の流れを示す時に使われるようになりました。

また、アイドルの結成時や漫画の連載1話などの最初期から、応援しているファンは「最古参」と呼ばれており、古参の中の順列においてもトップの存在と認識されています。

 「古参」はいつから?

古参と呼ぶ明確な基準はありません。なぜなら古参と呼ばれる時期は、その作品やグループの運営歴によって異なるためです。

基本的には、創業当時やプロジェクトの始動当時など、初期からいる人は「古参」と呼ばれる事が多いのです。

なおインターネットだけでなく、ビジネスシーンでも古参という言葉を使うこともあります。相手がその仕事や企業に貢献してきた経歴の長さを表すため、敬意をこめて古参と表現するパターンとなります。

「古参」の使い方

古参を使うシーンによって、注意したいポイントや表現方法が異なります。ビジネス、ファン活動、そしてゲームの世界での古参の使い方を例文つきで見ていきましょう。

ビジネスシーンでの使い方

ビジネスシーンはその会社や部署、チームに長くいる人に対して使います。ただし、相手によっては「古参」という言い方を悪く捉える可能性があるため、使う場面には十分注意しましょう。

例文

・「古参の◯◯さんのアドバイスでスムーズに業務を進められた」

・「古参の◯◯課長なら、このプロジェクトの発足当時の情報を知っているかもしれない」

■ファン活動での使い方

近年では特にアニメやアイドルのファン歴の長さとして、「古参」を使うようになりました。デビュー前やデビュー当時のファンなど、初期から応援している人を古参と呼びますが、そのグループや作品によって古参の基準やルールもさまざまあります。

例文

・「◯◯さんはデビュー当時からグループを応援している古参だ」

・「古参ファンの私にとって今の作品の人気はとても喜ばしい」

■ゲームでの使い方

ゲームはソーシャルゲームやオンラインゲームなど、同じゲームを初期からプレイし続けている人や、長時間プレイしている人を「古参プレイヤー」と呼ぶのです。

意味としてはアニメやアイドルのファン活動と同じニュアンスで使います。

例文

・「古参プレイヤーばかりのチームで心強い」

・「古参が集まるギルドと今度対決することになった」

「古参」の類義語・言い換え表現

古参として相手を呼ぶことは、人によって不快になってしまう可能性があります。そのためシーンに合わせて、類義語に言い換えましょう。

「ベテラン」

 「古参」はその職や担当についての歴が長いため、高い技術を持っているベテランと言い換えできます。

 古参という表現は悪気がなくても、人によってはインターネットのイメージから、偉そうに思われているかもしれないと勘違いされる可能性があります。相手を不快にさせないためにも、「ベテラン」という表現なら尊敬の気持ちも伝わるため、言い換えてみてはいかがでしょうか。

 「古株」

 「古株」は昔からそこにあり続ける木の株を意味した表現です。古参と同じく、会社やグループに長く所属している様子を意味しており、ビジネスだと「古株社員」と呼ぶ事もあります。

 「古顔」

 「古顔」は古くから顔なじみである人を意味した表現です。古参は昔からそこにいる人を意味する事に対して、古顔は自分も相手を昔から知っている時に使うケースが多めです。

 ニュアンスは限りなく同じであるため、適度に「古参」と使い分けましょう。

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