CONTENTS
今年も、とても蒸し暑い夏が到来した。
気象庁によれば、昨年は年間平均気温が観測史上最も高かったが、2024年はそれを上回る見込みだという。ラニーニャ現象も手伝った真夏の激暑が、記録を一気に押し上げそうな勢いがあり、暑さへの備えは必須。
そこで今回は、手軽な暑さ対策グッズであるハンディファンを、ダイソーで販売されているものから紹介しよう。
風力もあってコスパに優れる「電池式扇風機 スマホスタンド兼用台座付」
330円というびっくり価格で買える、ダイソーでも一番安いハンディファン。白とグリーンまたはイエローの、部分的にスケルトンのカラーで、見た目が涼を感じさせてくれるのがいい。
ほかの大半のハンディファンと違って、持ち手がやや平たいのは、単3形乾電池(別売)を横に2本入れる構造であるため。持ち手のスケルトンのパーツを引っ張り下げると、電池を収納するスペースが現れるというシンプルなものだ。
操作も、スイッチのオン・オフだけという簡素さ。持ち手の側面にボタンがあり、上にスライドすれば送風、下げればオフになる。また、新品の乾電池での連続使用時間は3時間とまずまず長持ち。ただし、モーターの寿命が120時間となっており、永久に使えるわけではない。
また、卓上に据え置けるよう、着脱式の台座も付いており、スマートフォンも横に載せられる親切設計。
さて、肝心の風力だが、小さな5枚羽根のわりにはパワーがある。データで見ると、ファンから10cmほどの位置にデジタル風速計を置き、風速を測ったところ約4m/sあった(下写真)。室内置きの通常の扇風機だと、これはやや強めの微風設定。大したことないと思われるかもしれないが、顔や首に近づけて当てると局所的に涼しく感じて、実用性は十分。
■商品詳細
商品名:電池式扇風機 スマホスタンド兼用台座付
価格:330円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、ABS樹脂
商品サイズ:縦17.5cm×横8.6cm×奥行6.5cm
種類:グリーン、イエロー
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480464374
コンパクトで持ち運びに便利な「電池式扇風機 折りたたみ式」
基本的には卓上式だが、ネックストラップの穴が2つあって、首掛け式に早変わりするファン。畳むと手のひらサイズとなり、携帯性に優れる。電源は、単4形乾電池(別売)が3本で、連続使用時間は4時間。こちらもモーターの寿命が120時間となっている。スイッチは底面にあり、オン・オフのみで風力の切替えはない。
先に取り上げたハンディファンよりも、羽根は小さい代わりに7枚と多い。ちなみに、羽根の枚数は、風力よりもむしろ心地よさに影響する。枚数が多いほど、自然で柔らかな風となるが、風力は弱くなる傾向がある。先ほどと同様、ファンから約10cmの位置で風速を測ったところ約3m/sで、屋外での使用にはちょっと物足りない感がある。
■商品詳細
商品名:電池式扇風機 折りたたみ式
価格:330円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、ABS樹脂
商品サイズ(羽根ガード部):縦7cm×横7.2cm ×奥行2.5cm
種類:黒、ピンク
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480464367
USB充電で風力3段切替えができる「首振りミニ扇風機」
羽根と持ち手を含め、全体的にコンパクトなハンディファン。電源は、乾電池ではなくUSBケーブル(Type-C)を背面に差して充電する(USBケーブルは付属していない)。約2時間半で満充電となるが、充電中も作動させられる。
風力は、弱、中、強の3段切替え。満充電での連続使用時間は、弱では約8時間、中では約3時間、強では約1時間半という性能。
商品名に「首振り」とあるので、電動で上下に動くのかと思ったら、そうではなく、単に手で角度調整ができるだけなので注意。
架台はないが、自立するので、卓上でも使える。「強」設定で、10cm離した距離での風速を測ったところ約4m/sであった。最初に紹介したハンディファンと同じであるが、連続使用時間が半分になるのはちょっと気になるところ。
■商品詳細
商品名:首振りミニ扇風機
価格:770円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン
商品サイズ:縦14cm×横7.5cm×奥行3.8cm
種類:ピンク、グレー
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480470771
大きなヘッドでより広範囲をカバーする「ハンディファン(角度調整可能、スタンド付)」
「首振りミニ扇風機」と共通の仕様を備えつつも、一回り大きくしたハンディファン。USBケーブルで充電、風力3段切替え、首の角度調整ができる点は同じだが、こちらはスタンドが付いて、置いた際の安定性が高いというささやかなアドバンテージがある。
こちらも、ファンから約10cmの位置で風速(「強」設定)を測ったところ4.0m/sであった。ヘッドが大きいため、肌に当たる面積が広がったのはいいが、「強」設定だと1時間しか電池が持たないのがデメリットとして挙げられる。
■商品詳細
商品名:ハンディファン(角度調整可能、スタンド付)
価格:770円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン
商品サイズ:縦17cm×横7.5cm×奥行4.6cm
種類:白、黒
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480470818
最も大きく風力も高い「ハンディファン(スタンド付)」
今回紹介したハンディファンのなかでは、最も大きいモデル。充電式で風力3段切替えなのは、上の「ハンディファン」と同じ。大きいだけでなく、「強」設定での風速は4.6m/sもあり頼もしい(連続使用は1時間)。
残念なことに首の角度変更はできず、卓上では90度水平に風を送るだけになるため、屋外での手持ち使用が向いているだろう。なお、架台にはスマホを横置きできる。
■商品詳細
商品名:ハンディファン(スタンド付)
価格:770円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン
商品サイズ:縦20.3cm×横9.5cm×奥行7.6cm
種類:白、黒
商品ページ(黒):https://jp.daisonet.com/products/4550480470788
撮影・文/鈴木拓也
雑誌「DIME」最新号の付録は、便利なスマホホルダー付きの「3WAYハンディ扇風機」!夏のお出かけに大活躍!!
DIMEの特別付録『スマホホルダー付き3WAYハンディ扇風機』は、今や真夏の必携品となった既存の携帯型扇風機とは一線を画す。取り付けたスマホで動画などを視聴しつつ扇風機で涼める。ストラップを別途用意すれば首から下げられるほか、グリップ部分を土台として置いて使えるという3WAY仕様。真夏のイベントやスポーツの視聴に幅広く活躍するはずだ。
※本体に給電可能なスマホの対応機種は「Android 3.1」以降のOSを採用するAndroid端末(USB Type-C仕様)または『iPhone 15』シリーズです。
スマホと扇風機がドッキング!片手で持てる!!
※髪の巻き込みに注意してください。髪の長い方はヘアゴムなどで髪をまとめてご使用ください。
軽量な扇風機本体は首から下げても机上に置いてもよし!!
使い方解説 ■付属のケーブルをスマホなどの電源と接続
本機はバッテリーを内蔵しておらず、いずれかの方法で電源を取ることが必要。最大風速の場合、1時間当たり600mAh程度を消費する(使用環境によって異なるので、あくまでも参考値)。
※本機の給電規格は5V1A
■スマホホルダーにスマホをセット
スマホまたはスマホケースの形状・サイズによってセットできない可能性があります。
スマホホルダーをグリップの下からはめた後、スマホホルダーの両端を押し広げるようにスマホを装着する。スマホホルダーは360度回転し、画面の縦・横の向きを変更可能。スマホホルダーは本機を置いて使う際の支えとしての役割も果たす。
■電源ボタンをオン!5段階から風速を選ぶ
電源に接続後、グリップ背面の電源ボタンを押すと、最小風速(2m/s)で作動を開始。そこから電源ボタンを押すたびに風速が5段階までアップする。最大風速(4.5m/s)まで上がった状態で電源ボタンを押すと、オフになる仕組みだ。
特集は「推し活」&「情報収集力」!
<DIME Special1>
お笑い/YouTuber/アニメ/アイドル/ゲーム/マンガ
すべてのヒットは“推し”から生まれる!
推し活☆経済学
<DIME Special2>
フェイクニュース、陰謀論に振り回されないための必須スキル
AI時代の情報収集力
※付録の仕様・デザインは予告なく変更される場合があります。
雑誌コード:15929-10
撮影/藤岡雅樹 モデル/北田未奈(オスカープロモーション) ヘアメイク/芳賀仁美 取材・文・編集/田尻健二郎