これは便利!自分のステータスを表示できる小さな電子ペーパーディスプレイ「Santek EZ Sign 4.2inch E-paper Display」
2024.07.16コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪
私はプロや商業施設が使っているようなものを日常生活に取り入れることが好きだったりする。ちょっとでもそうした立場の気分を味わえるからというのもあるが、何よりそれらが便利なことを知っているからである。今回紹介する『Santek EZ Sign 4.2inch E-paper Display』も、まさにカフェやスーパー、オフィスなどで使われていそうな製品ということで、ほぼ一目惚れでクラウドファンディングより購入してしまった製品である。本製品はすでに一般販売も開始されているので、気になった人は購入検討してみると良いだろう。
『Santek EZ Sign 4.2inch E-paper Display』とは?
『Santek EZ Sign 4.2inch E-paper Display』はSAN TECHNOLOGY, INC.から発売されている電子ペーパーを使用したディスプレイである。
SAN TECHNOLOGY, INC.はアメリカのサンディエゴに籍を置く、2000年に日本人が設立した会社である。本製品、クラウドファンディングサイト「Makuake」では目標金額の100,000万円を大きく超える2,535,580円の支持を集めて成功を納めており、2024年6月からは一般販売も開始されている。
『Santek EZ Sign 4.2inch E-paper Display』の特徴
1.簡単な操作で好きな文字や画像の表示が可能な電子ペーパーディスプレイ
本製品の基本的な使用方法はディスプレイとして何らかのお知らせをすることである。具体的な例を示していこう。私の場合は仕事で日中出かけることが多いので、帰宅時間を家族に知らせる必要があるが、口頭で伝えてもミスコミニケーションが起こることがある。そんな問題を回避するため、ご覧のように帰宅時間を表示した本製品を玄関のドアに貼り付けて出かけるようにしている。
ちなみに帰宅が遅くなる時用にさらに2段階の表示も作成しており、本製品がブラック、ホワイト、レッドの3色の表示に対応していることを利用して各々の配色を変えるようにしている。
また、リモートワークをしている際に会議等で家の対応ができないことを分かりやすく知らせるための表示も作成しており、こうしてディスプレイとして表示を残しておくだけで省力可能なコミュニケーションは省略できるようにしている。
なお、本製品では最大5つまでの表示を登録することができ、それ以上の作成を行う場合は既存の表示に上書き保存する形となる。表示の切り替えは本体側面のボタンから行い、ワンクリックで進む、素早くダブルクリックで戻る、の操作となっている。
表示の作成は専用サイトからダウンロードするPC専用ソフト上で行うが、操作はいたってシンプルなため、作りたい表示を簡単に作成することができる。
専用ソフト上では表示する文字や画像の作成と選択のほか、表示する際のレイアウト、配色を選択することができるが、例えば文字は中央寄せ以外が選択できないなど、PCのOfficeソフトであれば当然できる機能が必ずしも付いていない点は注意した方が良いだろう。
2.電子ペーパーの低消費電力特性を活かし、常時点灯でも長時間の連続駆動
本製品は一度表示した画面は切り替えたりバッテリーが切れるまで連続表示される仕組みになっている。従ってそもそも電源のオンオフといった動作も本製品では不要だ。それを可能にしているのが低消費電力特性を持つ電子ペーパーであり、フル充電の状態であれば数か月の単位で連続駆動が可能となっている。なお、バックライトは備わっていないため、暗所では表示が視認できない点には注意が必要だ。この辺りはKindleなどの電子書籍リーダーとは異なる点となる。