ブロックチェーンやメタバース、NFT関連システムの開発を手がけるゼクサバースは、2024年7月18日より実寸大サイズのARエジプトが体験できるサービスの提供を開始した。
サービスの概要
専用のアプリを使ってスマートフォンを通して見ると、現実の風景にエジプトの遺跡やスフィンクスが出現。まるでその場に本物の遺跡があるかのような体験ができる。
また、全国各地に巨大ピラミッドが出現。その場にいるだけで、古代エジプトの世界にタイムスリップしたかのような感覚も楽しむことができる。
■体験できる遺跡の一例
<ネフェルタリの墓>
古代エジプトの王妃ネフェルタリは、ラメセス 2 世の妻であり、アブ・シンベ ル神殿の華麗な壁画や彫刻にその姿が 描かれている。保存状態の良さと見事な 壁画から、現在エジプトで殿も美しい遺跡と言われている。
<アブ・シンベル大神殿>
大神殿の四体の像はラムセス2世で、その前に並んでいるのは家族の像である。奥にはプタハ神、アメン・ラー神、ラー・ホルアクティ神、そしてラムセス2世の像がある。
<カフラー王のピラミッド>
ギザの三大ピラミッドのうち、2番目に大きなカフラー王のピラミッドは、その威厳ある姿と美しい化粧石により、王の威信と建築技術の高さを伝えている。
<ツタンカーメンの王墓>
1922年、イギリス人考古学者のハワード・カーターが、王家の谷にて発掘した。それまで見つかっていた王墓の中で、最も手つかずの状態で発掘され、色鮮やかな壁画を見ることができる。
■ARの魅力
AR(拡張現実)の魅力は、その革新性と多様性にある。
(1)没入感の向上
ARは、現実世界に仮想オブジェクトや情報を重ね合わせることで、ユーザーにリアルな体験を提供していく。これにより、ユーザーはまるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができる。
(2)視覚的な学びと理解
歴史的な建造物や遺跡がARで再現されることで、人々は本物の視覚的なインタラクションを通じて、歴史と文化を、より深く理解することができる。
(3)観光と文化の新しい体験
観光地や文化遺産のAR体験は、豊富な情報と歴史的背景を提供。ユーザーはスマートフォンをかざすだけで、現地に行かずとも目の前の遺跡や建物に関する情報をリアルに表示させることができるため、観光体験がより深く、意味のあるものになる。
<ARのデータについて>
今回使用されるARデータは、ワールドスキャンプロジェクト(WSP)と名古屋大学の共同研究チームにより、最新技術を駆使して撮影された高精細3Dスキャンデータを使用している。
■実寸大サイズのARエジプト紹介サイトはこちらから
https://tracouhunter.com/play/
構成/清水眞希