心地よく長く使えるデザインに~Panasonicのななめドラム洗濯乾燥機
Panasonicは、2018年にデザインセンターを京都に集約した「Panasonic Design Kyoto」を中心にデザインにも取り組んでいる。グッドデザイン賞を受賞している「ななめドラム NA-LX129A シリーズ」を代表として、さまざまな家電のデザインに注目が集まっている。
代表製品である「ななめドラム洗濯乾燥機(NA-LX129CL/R)」のデザインのこだわりについて、同社のマーケティング部 渡部一訓氏は次のように話す。
●デザインのこだわり
「お客様のパートナーとして、心地よく長く使えるデザインにこだわりました。使う人に寄り添った最適な形を追求したノイズレスデザイン、白で統一されたマットな質感で暮らしになじみます。圧迫感を抑えたクリアウインドウ、凹凸や継ぎ目を抑えたミニマルなフォルムはフラットな形状でホコリがたまりにくく、お手入れのしやすい形です。
操作部は、角度を約30度にすることでさまざまなお客様の使いやすさに配慮しました。大きな画面は見やすく、操作しやすいカラータッチパネルにより、直感的で分かりやすい操作ができます。今までのコース履歴が確認できたり、お手入れのタイミングをお知らせしたりなど、使っていくうちにお客様の暮らしによりなじんでいきます」
●デザインによってもたらされる持続可能な価値
本製品は、デザインによってどのような持続可能な価値をもたらしてくれるだろうか。
「より長く安心して商品をお使いいただくために、LXシリーズでは2024年5月よりヒートポンプユニットのクリーニングサービスを一部地域から開始しています。当社のヒートポンプユニットは、トップユニットで本体上部にユニットがあるため、大掛かりな分解作業が必要ありません。製品の移動をせずにその場でクリーニングができ、作業時間も短く済みます。これは一例ですが、企業側でできるメンテナンスも配慮したデザインによって、お客様が長く安心して気持ち良くお使いいただける商品が社会全体で実現でき、SDGsや地球環境に貢献していくことにつながると考えております」
長く使っていくためには、外観や機能性の使いやすさはもちろんのこと、クリーニングについても配慮が必要だ。それも面倒でないことは必須条件。この洗濯機には、見えないところにも“デザイン”が効いている。