今夏のヒットコンテンツといえば、間違いなく『バチェロレッテ3』だろう。
シーズン3のバチェロレッテに選ばれたのは、東大卒・元官僚という史上最強のスペックを誇る女性、武井亜樹さん。さらに男性陣も医師に学者、経営者と粒ぞろい。バチェロレッテに負けず劣らずの経歴で、アマゾンジャパンが今作にかける本気度が感じられた。
当然、配信前から注目を集めていた本シリーズだが、6月末からの配信が始まるや否や、Xでトレンド入りするなど爆発的に議論が盛り上がった。
というのも、映像の中にいたのは前代未聞の〝男性陣にフラれまくるバチェロレッテ〟だったからだ。
「最後の1人になりたくない…」透けて見える男性陣の本音
ここからは多少のネタバレが含まれるので、未視聴の方は注意してほしい。
視聴者がその違和感に気づき始めたのは、エピソード3あたりから。一人の男性がバチェロレッテに対し、「妹みたいに見えてしまう、自分には時間を割かないでほしい」と実質のリタイア宣言。筆者も初めのうちは「これも恋愛リアリティショーの〝リアルの部分〟か」とワクワクしながら鑑賞していたが、その後バタバタと自ら戦線離脱していく男性の多さに度肝を抜かれた。
ある男性は「俺を本気にさせてほしい」と謎のバチェラー風マウントを取り、ある男性は「俺にローズを渡さないでくれ」とストレートに拒絶。さらには「もし俺が最後の1人に残ったら恋人ではない関係からスタートしよう」と番組の根幹が覆る発言をする男性や、「俺、めちゃくちゃ遊んでたよ」とマイナスでしかない暴露でけん制する男性もいた。
残っていく男性陣から透けて見えるのは「最後の1人に選ばれたら困る」という本音。最終局面まで残った3人の男性にいたっては、誰もバチェロレッテのことを本気で好きになっていないように見えた。
本シリーズでは、肩書きも容姿も申し分のない男性たちが集結